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自律神経失調症の方に共通する意外な特徴

今回は、「自律神経失調症の方に共通する意外な特徴」というテーマでお話ししたいと思います。

自律神経失調症の方の悩みとしては、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、全身倦怠感、不眠、首や肩の異常なコリ、腰痛など症状も多彩です。

一見すると、その多彩さゆえに、様々な医療機関を受診しそうになりますが(実際私自身は受診しました・・・)、実は根本の原因は繋がっている、つまり一つであるというのが様々な治療法を試してきた今思う結論です。

では、それは何か。
結論、姿勢の崩れです。骨盤の歪みなど言われますが、アレです。

「じゃあ一般的な整骨院で骨盤矯正してもらえれば良いではないか」
と、そう思った方、待ってください。
一般的な整骨院で事足りるのであれば、事態はそれほど深刻ではないでしょう。

では、もう一つ確認します。
いったいなぜ、骨盤は歪むのでしょうか。

今回、言及したいのはまさにこの点です。

早速ですが、結論としては「浮指」が影響していると考えております。
浮指という言葉はご存知でしょうか。

浮指とは、足の指が通常地面に接しているものであるのにも関わらず、地面から離れてしまっている、つまり指が浮いている状態のことを指しています。

今回、なぜ浮指が起きるのかということを解説するとともに、その対策についてもお話ししたいと思います。

浮指はなぜ起きるか

前提として、下半身駆動の要因と、上半身駆動の要因に分けられます。

  1. 足のサイズに合わない靴を履いている(下半身駆動)

  2. 膝の過伸展(下半身駆動)

  3. ぽっこりお腹、内臓位置の低下(上半身駆動)

  4. スマホ姿勢や、デスクワーク姿勢(上半身駆動)

まずは足のサイズ(縦、横、高さ)が合わない靴を履いていることが原因として一番多いです。特に成長期のお子さんは、足のサイズもどんどんと大きくなりますから、定期的な観察が必要です。
その中で、特にやってはならないのが「大きすぎる」靴を履くこと。
大きすぎる靴を履くと、足の指が靴の中で「遊ぶ」状態となり、靴が脱げないように指が浮くことを学習します。

そして、次に膝の過進展も注意が必要です。
膝の過進展とは、必要以上に膝を伸ばしている状態と考えていただければ分かりやすいかと思います。特に、ヒールなんかを履く女性の方に多く見られる症状です。
何かと周りから容姿をみられる機会が増えた現代社会においては、
足が長く見えますから、ついつい膝をクッと入れて、必要以上に伸ばしてしまいがちなのです。しかし、そうすると膝のクッション機能が損なわれ、かかと重心になり、骨盤も後傾し、全体的に姿勢が歪む原因となります。

また、ぽっこりお腹も浮指を誘発する要因となります。
特に中高年になると皆さん首や肩がこり、腰痛持ちの方が一気に増えますが、個人的な仮説ではあれもぽっこりお腹による、浮指が原因だと考えております。

それから、スマホやデスクワークを行う際の姿勢も注意が必要です。
浮指は直接的な足への異常もさることながら、上半身から降りてくる異常によっても引き起こされます。
特に首周りの硬直や、頭の位置のエラーが主な要因となります。
頭が前に出るということは、体全体でバランスをとるためには、下半身は後ろに下がる必要が出てきます。つまりこれにより、かかと体重となり、結果的に浮指が引き起こされるのです。

浮指の対策

  1. 足にフィットする靴を選ぶ(靴の中で足が遊ばないように、しっかりと靴紐を結ぶ)

  2. 膝を少し曲げた状態で上半身が楽になる位置を探す

  3. ドローイン

  4. スマホやデスクワークの正しい姿勢と定期的なリフレッシュ

まずは、足に合う靴を履きましょう。
自分の足がどういう形なのかを知ることも大事なポイントです。

特に、足の幅(横)と、甲(高さ)は普段あまりこだわっていない方もいらっしゃるかもしれませんが、店頭で試し履きを行うことで合う、合わないがわかるようになります。ですので、靴を選ぶ際はオンラインでなく、できる限り店頭で選ぶのも大事です。

その上で、正しい靴の履き方を覚えましょう。
よく言われているように、かかとに合わせてから、靴紐を締めていくと指が靴の中で遊ばないようになります。

次に、膝の過伸展も矯正していきましょう。
軽くジャンプをして、着地した状態が一番、膝のクッションを使えていてバランスが取れている状態です。そこから微調整を行い、自分が普段歩く際に支障がなく、上半身も楽に過ごせる姿勢が見つかれば、それがあなたにとっていい姿勢である可能性が高いです。

また、ぽっこりお腹も改善しましょう。
ぽっこりお腹の改善には、ドローインが効果的です。

ドローインはいつでも、無料で、気軽にできる、ので、まずは短い時間で徐々に慣れていくと良いでしょう。

それから、スマホやデスクワークの際の姿勢も見直しましょう。
ポイントは、頭や顎が必要以上に前に出ないこと(そのためには脇を90度キープ)、そして姿勢を長時間保持しないこと、です。
勉強や仕事など作業を行う際は、1時間に1回程度は立ち上がり、リフレッシュするようにしましょう。


おわりに

いかがだったでしょうか。
今回は、自律神経失調症の方に共通する意外な特徴について解説しました。

その上で、浮指がポイントになることをお伝えしました。

最近では、足の専門機関も増えてきておりますが、まずは自宅できることや普段の生活習慣を見直すことで、浮指が改善するケースも多いです。

身体は正しい姿勢(本来の楽な姿勢)を教えれば、すぐに再び正しい姿勢を学習するように出来ています。体の正しい使い方を学んで、ぜひ活力に満ちた日々を送られることを祈願しております。

最後までご覧くださりありがとうございました。


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