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~武器は「想い」だけ~「Photorait」事業責任者が5年間を振り返って思うこと

こんにちは!note編集部のかりんです。みなさん、「フォトウエディング」というワードは聞いたことがありますか?

フォトウエディングとは、結婚式の代わりに「写真を残す」という、結婚式の新しい形の一つで、近年では結婚式は挙げないけれど、結婚セレモニーとして、フォトウエディングを選択するカップルも増えてきました。

また、結婚式とは別日にウェディングドレスや和装を着て写真を残す「前撮り」や「後撮り」も、
「写真を結婚式のアイテムに使いたい」や「結婚式とは別の衣装を着てみたい」といった理由から、実施するカップルが増えてきています。

今回は、フォトウエディング・前撮りのスタジオ検索サイトであり、ウエディングパーク初の新規事業でもある「Photorait(以下フォトレイト)」が2020年1月に5周年を迎えた記念に、事業責任者の小林司忠さんに「5年間を振り返って思うこと・これからのフォトレイトの未来」について、インタビューをしました。

武器は「想い」だけ『たった一人の営業担当』

ウエディングパークの「初めての新規事業」として、2015年1月15日に「フォトレイト」がリリースしてから早5年。

色々な変化や苦難もありましたが、生き残りが厳しいと言われる新規事業にも関わらず、有難いことに安定して事業成績を伸ばすことができています。

まずは、ここまで順調に事業を続けられたことにほっとしています。

ですが、新規事業というものは大きなピンチに何度も直面するべきものだとも思っているので、個人的には現状に焦りを感じている部分もあります。

5年間を振り返って思い出すのは、苦しい思いもした、リリース当初の営業時代。今ほどフォトウエディングや前撮りの世の中の認知もなく、ブライダル業界内ですら認められていない状況でした。

しかもリリースしたばかりのポータルサイト。検索しても出てこないサイトに、広告を出してと言う方が無茶だなんてこと、売っている自分が一番わかっていました。

もう「想い」しか、自分の武器がなかった時代ですね。「想い」を信じてもらうしかなかった、という言葉が一番ぴったりくるかもしれません。

その「想い」というのは、
フォトウエディングによって、ブライダル業界が確実にスケールする”という自信。

フォトレイトの営業を担当するまでは、ウエディングパークにて式場の営業をおこなっておりましたので、ブライダル業界を更にスケールさせていかねばならない使命感を肌で感じていました。

そんな時、フォトウエディングという新しい結婚の形を知り、これは確実に日本のブライダル業界をイノベーションできるマーケットだと確信したのです。心から「業界を変えたい!」という「想い」が、厳しかった営業時代を支えてくれました。


期待に応えたくて走り続けた5年間

フォトレイトの営業を始め、きつく返されることも多かったですが、フォト業界の経営者の方々と関わっていくうちに、こんなことを言われるようになりました。

「世界に比べて、日本の結婚写真の価値はまだまだ低い。フォトレイトには、メディアとして成長してもらい、業界を盛り上げてほしい。」

そんな期待を当初からかけてくれ、僕の「想い」だけで「契約するよ」と言ってくれた方々が、今でもずっと取引をしてくれています。

正直、「想い」だけを買ってもらった取引で、当時はきっとまともなサポートもできていません。それでも、いただいた期待になんとか応えるために5年間走ってきた結果、

「フォトレイトと一緒に頑張れたから、会社が伸びました!」

なんていう話を、今では笑いながらしてくださるようになりました。そんな声を直に聞くと、1年目に必死で撒いた種が、今になって咲いているんだと実感し、率直に「続けてよかった」と思えています。

「0を1にする」苦しみと喜び

新規事業は、「0を1にする」仕事。個人的には、「0を1にする」ことに向き合って得られる苦しみや喜びは、人生の中でどんどん味わった方がいいと思っています。

僕もウエディングパークやフォトレイトの営業経験で、ゼロイチの厳しさとやりがいを学んだことで、責任者・営業マンとして必要な土壇場の底力や判断力・思考力を養うことができました。

なので自分のメンバーにも、自らそういう場に飛び込んでいくチャレンジ精神をどんどん見せてほしいと思いますし、僕自身もこれからも、背中で見せていきたいと思っています。

ウエディングパークでの営業時代と、フォトレイトでの営業時代。

「0を1にする」営業経験を二度しましたが、それをやる機会が目の前にあるならば、僕はまたそれを選ぶと思います。

苦しみも多いけれど、それよりも大きなものを得られることを知っているからです。

フォトレイトを世界へ。

この5年間、フォトレイトとフォトウエディングに向き合ってきて、世界中の人たちが、フォトレイトを使って結婚写真に出会う、そんなサービスへ成長させたいと思うようになりました。

僕自身、「世界各国にフォトレイトを広げていきたい」という野望を抱いています。

「写真を撮る」という文化は万国共通のもの。
国内にとどまらず、世界中へ幸せな体験を提供できる可能性を、この事業は秘めていると信じています。

結婚を機に、人生に残る写真・体験を提供できるサービス。
世界中の人の人生の節目に寄り添えるサービスになることが、今の僕が描くフォトレイトの未来予想図です。

5周年は、まだまだ一区切りでしかありません。
これからも「想い」をぶらさず、「結婚写真」という文化で、日本のブライダル業界をイノベーションしていきたいと思っています。


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