新規事業の女性営業マネージャーが大事にしていること
こんにちは!note編集部のけいです。
梅雨に入り、じめっとした暑さを感じる季節になってきましたね。まだまだリモートでの作業をされる方も多いと思いますが、こまめな水分補給をしっかりして、毎日を乗り切りましょう!
さて今回は、ウエディングパークで活躍する女性営業のお話。
新規事業の営業責任者として全国を飛び回る横田さんに、仕事において大事にしているル―ルについて語ってもらいました。
新卒入社から8年間、ずっと営業のキャリアを積んできた横田さん。現在は、婚約・結婚指輪のクチコミ情報サイト「Ringraph(リングラフ)」の営業責任者を務め、クライアントからも社内からも愛される敏腕営業マネージャーとして活躍中です。
大きな仕事をしていく中で、超えなければならない高い壁や、困難が立ちはだかったこともあることでしょう。では、横田さんはどうやって、そしてどんな想いや意志を持ち、挑んでいったのでしょうか。
今までのキャリアを振り返ってもらいながら、横田さんにお話しを聞いてきました。
自分スタイルを構築した新米営業時代
ウエディングパークの2期生として新卒で入社し、その後式場探しの決め手が見つかるクチコミサイト「ウエディングパーク」の営業として、主に関西の結婚式場を担当していました。
当時は関東に住みながら関西に出張をしていたので、女性で出張が多いと大変じゃないかとよく聞かれましたが、「自分のモチベーションは自分で管理する!」、このマインドで出張生活を乗り切っていました。
例をあげると、同期と毎日電話してモチベーションを維持したり、出張先の食事はコンビニじゃなくてご当地のスーパーに行ってリフレッシュしたり、など…特別なことはなにもないのですが、自分にとっての癒しやお気に入りを日常から見つけることが、出張生活を乗り切れたコツの一つだと思います。
元々ポジティブに物事を捉える性格ということもありますが、1人で過ごす時間が多い生活、かつ同じ境遇の人が周りにいなかったので、自分が気持ちよく仕事をするためには、自分で工夫を考えるしかなかったんですよね。
でもそのおかげで、自分にとっての「楽しさ」や「嬉しさ」に素直になり、自分らしいスタイルを見つけて工夫することの大事さを学びましたし、どこにいっても楽しめる力をつけてくれたと思います。
ビジョンをアピールし、チャンスを掴む
就職活動の時から、「自分の行動によって周りに影響を与えられる仕事をしたい」という想いを持っていました。なので営業経験もある程度積んできた3年目あたりから、「そろそろ次のステップにチャレンジして、もっと大きなインパクトを与えられる存在になりたい」という想いが強くなり、その想いを上司や同期など、社内にもアピールするようにしていました。
入社当初は、あまり自分の野心やビジョンを表に出さないタイプだったのですが、当時の上司に「自分のビジョンや想いは、どんどん口に出すべき。アピールすることで実現に近づく。」と教わったことをきっかけに、自分の想いをきちんと言葉にすることを大切にするように。
「新規事業(リングラフ)で営業の立ち上げをやってみないか」という話をいただいたのも、ちょうどそんな時期。驚きながらも、「やります!!」と即答していました。
勢いよく返事はしたものの、当時ブライダルジュエリーの知識はほぼゼロ。
不安ももちろんありましたが、新規事業の営業の立ち上げ、つまりまだ世の中に出ていないサイトを売り込むという新しいチャンスに飛び込んでみたいという想いが私を強く突き動かしました。
また、これからスタートするリングラフの事業そのものが、私にとって魅力的だったのも理由のひとつです。
ブライダル業界において、「指輪」というアイテムは夫婦の始まりそのもの。ふたりの人生が始まるきっかけとなる特別なアイテムです。ウエディングパークの理念「結婚を、もっと幸せにしよう。」のスタート地点に携わる事業ということに、心高まったことを覚えています。
自分のビジョンやチャレンジしたいことは惜しみなくアピールする。そしてそのチャンスが来たらすぐに飛び込んでみる。そう意識をしていたことで、会社の理念を新しい目線で実現できる事業に出会うことができ、今でも大きなやりがいを感じています。
目標は「目的達成のための手段」
事業が大きくなるにつれてメンバーも増え、今度は「マネジメント」という新しいチャレンジがやって来ました。
1人営業の時は、自分の頑張りがそのまま事業の成績に繋がっていたのですが、メンバーが増えることで目標が自分のものだけではなくなり、チームとして目標達成に向かうことの難しさを知りました。
そこで私は、
「なんのために、この目標額を目指すのか?」
「この目標を達成すると、どんなことが起こるのか?」
こういった問いかけを、メンバーとの会話や自身の営業活動でも常に意識するようになりました。
営業職は下ろされる目標が「売上」や「受注額」といった具体的な数字になることが多いですが、「何の目的のために作られた目標なのか」をセットで伝えることが大事だと思っています。
例えば、「リングラフを指輪探しの当たり前にしたい」や「指輪というアイテムでカップルをもっと幸せにしたい」といったビジョンがチームの目的であり、売上といった細かい目標は、そういったビジョン、つまり目指す到達点までの手段でしかありません。
目先の数字(目標)追うのではなく、なりたいビジョン(目的)を念頭に置くことで、メンバーにとって営業活動がより意味のあるものになってくれると信じていますし、自分も常に目指すべき方向を示してあげられるマネージャーでいたいと思っています。
経験してよかったと思う、その日まで。
迷ってる人の「道しるべ」になりたい。
交渉力、分析力、コミュニケーション力…経験で得られるスキルは本当にたくさんありますし、営業はどんな業務にも活きる能力を与えてくれる職種だと思います。
今後営業マネージャーとして担っていきたいことは、メンバーの営業としての成果やスキルアップのサポートをすることで、それぞれが目指すキャリアへの近道を作ってあげること。今、営業として頑張ったり、成果をあげていれば、後の希望のキャリアに必ず活きてくるはずですし、その到達点までの近道となると思います。
営業経験は、自分の武器を見つけ、磨けるチャンス。そう思ってもらうことで、メンバーには今学べることを全力で吸収してもらいたいですし、その手助けを担っていきたいなと思っています。
また、一般的に営業職は男性のお仕事、というイメージが強いかもしれませんが、女性だからこそ生み出せるしなやかな発想やこまやかな提案力は、営業職においてとても強みになります。
ノルマがあって数字があって…と大変なイメージもあると思いますが、得られるものがたくさんある、人として成長できる要素が多い職業だと思うので、ぜひチャレンジしたいと思う女性が増えてくれたら嬉しいです。
そして最後に「新規事業営業の一人」として伝えたいこと。
それは、前例がないチャレンジは、もちろん大変なことや辛いこともあるけれど、その分、経験してよかったと思う時が必ず来るということ。
ぜひその感覚を味わう日まで、営業を楽しんでみていただきたいです。
これからは、後輩たちに自分の経験を伝えていくことで、女性営業として、新規事業営業として、迷ってる人たちが目指す方向の一つの道しるべになれたらなと思います。
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