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日本語教師の仕事について

こんにちは。KENTです。
現在、ベトナムのホーチミン市で日本語教師として
働いています。世間では日本語教師について
「教えるのは簡単そう」「誰でも出来そう」「国語の先生と同じ?」等と
勘違いされていることが多く
あまり知られていません。
そこで、この記事で簡単に
日本語教師の仕事について紹介します。

概要:日本語教師とはどんな仕事なのか?
1.日本人なら誰でも教えられる?
2.国語教師との違いは?
3.資格を取るには?

日本語教師の仕事とはどんな仕事なのか?

日本語教師という仕事は外国人学習者に
日本語を教えることです。

1.日本人なら誰でも教えられる?

結論から言うと
日本人だからと言って教えられるわけではありません。

もし外国人の学習者からこんな質問が来たら
答えられるでしょうか?

「友達に会う」と「友達と会う」はどう違いますか?

「拝見します」と「見ます」はどう違いますか?

「~にしても」と「~にしては」はどう違いますか?


みなさんは即答できる自信がありますか?

ほとんどの方は
即答するのは難しいです。

そして「教える」というのはスキルの1つです。
ある程度訓練を受けていないと指導をするのがとても難しいのです。


2.国語教師との違いは?

日本語教師と国語教師の決定的な違いは

誰に教えるかです。

国語の授業を思い出してみてください。
小学校1年生の時は「ひらがな」「かたかな」
それ以降は「漢字」の勉強をしましたよね。
そして物語を読んだりしましたね。

国語の先生は「日本語が話せる」学生を前提に教えます。

日本語教師が教える相手は母語が日本語ではない学習者

日本語教師は全然わからない状態の外国人を前提に日本語を教えます。
だから教え方に工夫が必要です。
主に絵カードを使う。
習っていない言葉を教師が話さない。

使用できる言葉が制限され、コントロールをしないといけません。
そのためには教授法(教え方)文法(日本語の構造や作り方)などの
スキルと知識が必要で資格化されているのです。

3.資格を取るには

日本語教師資格を取得する方法は主に3つの方法があります。

1.日本語教師養成講座420時間を修了する
2.日本語教育能力検定試験に合格する
3.大学日本語教育課程の主・副専攻を修了する 

一番多い資格取得方法が
1.日本語教師養成講座420時間を修了することです。
私もこの方法で資格を取得しました。
この講座は誰でも受講することができます。
ただし、お金がかかることに注意!

50万円以上は必要になります。

「日本語に関する知識」と「日本語の教え方」を学ぶことができます。

そのため国内・海外問わず募集要項として「日本語教師養成講座420時間を修了」が条件の日本語学校が多い。

そして、大学生・高校生・社会人・主婦・会社を退職した方など
色々なバックグラウンドを持っている同志と勉強できるのが一番のメリット
その方たちと仲良くすることで人脈を広げることができます。

詳しく知りたい・興味がある方は
下記のリンク↓からご覧ください。

日本語教師になる3つの主な方法

終わりに

日本語教師の基本的な仕事は
「日本語を勉強する外国人に日本語を教える」ことです。
そして、教え方も日本語が話せる日本人と違う教え方が必要で
誰でもできるものではないので資格化けされています。

「教えるのは簡単そう」「誰でも出来そう」「国語の先生と同じ?」
などの誤解がなくなったら私はとても嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。









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