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【企業様向け】プロのカメラマンに撮影を依頼したいときに確認すること

こんにちは!株式会社Webrydayのデザイナー村上です。
職種はデザイナーですがプロのカメラマンとしても従事しており、しばしばお客様のもとへ出張撮影に伺っています。

今回は企業様目線で、自社のコンテンツ制作でカメラマンを呼びたい時に
検討すべき項目や必要な準備についてお話ししたいと思います。

これさえ見れば撮影依頼はバッチリ!な記事となりますように!



<はじめに> 弊社の撮影事例

まずは弊社がどのような撮影にお呼びいただいているかをご紹介します。

主な撮影事例
● 新規WEBサイト制作に必要な写真素材の撮影
● SNS投稿用の商品撮影 (モノ,食品,etc…)
● 求人サイトやインタビュー記事掲載用の写真撮影

WebrydayはWEBマーケティング/WEBサイト制作会社のため、
基本的にはWEBコンテンツ関連の写真撮影が多くなっています。

ですので以降の章は、WEBコンテンツ撮影の際にヒアリングを行った主な要件のご紹介となります。


<撮影要件の確認>

それでは早速、撮影の際に必要な情報をご紹介します。
基本は以下の項目の検討・確認が必要です。

 - 何を撮影するか
 - どの媒体に写真を使用するか
 - 掲載時の写真サイズ
 - 撮影対象の数と必要なパターンの検討
 - どんな雰囲気の写真にしたいか
 - 撮影場所の検討
 - 撮影許可申請の確認
 - 希望の納品時期

各項目に関して詳しくご紹介していきます。


- 何を撮影するか

人や商品、建物など何を撮影したいかを確認します。

例えば、新商品のご紹介であれば商品の撮影ですが、
新商品の使用感のインタビューであれば、インタビューを受ける人と商品の撮影が必要になります。


- どの媒体に写真を使用するか

紙やWEBページなど写真を使用する媒体を確認します。
ポスター印刷などであれば高画質の写真をそのまま使用できますが、
WEBページに高画質の写真をそのままアップロードしてしまうとページのデータが重くなり、表示するまでに時間がかかってしまう事があります。

またInstagramなどのSNSでは規定より大きな画像を投稿してしまうとかえって圧縮されすぎてしまい、画質が荒くなって投稿されてしまうことがあります。この場合は規定に応じた画像サイズに加工が必要です。

写真が納品される前に掲載媒体に合わせた推奨サイズを確認し、そのサイズで書き出しを依頼するとスムーズかもしれません。


 - 掲載時の写真サイズ

掲載時の写真サイズは、撮影前に一番確認しておくべき項目と言っても過言ではありません。

例として、以下のような商品写真を撮影したとします。

撮影した写真の例


この写真を自社サイトで使用することになり、
①の記事一覧と、②のTOPページのバナーの両方に、同じ写真を使うことになりました。

画像が入る場所のイメージ

すると①の記事一覧には問題なく写真が入っても、②のTOPページバナーではかなり拡大された状態に切り取られてしまいました。

画像が入った状態のイメージ

このように素敵な写真を撮影できても、
掲載場所のサイズや比率によっては写真を使用できない可能性があります。

せっかく撮影した写真が使用できない…なんてことにならないよう、
掲載する時の写真サイズ(pxまたはmm)と、比率(正方形/3:2/9:16など)を確認しておきましょう。


 - 撮影対象の数と必要なパターンの検討

この項目では撮影のボリューム感を確認します。
「撮影対象の数」は撮影する人数や商品の数を指しており、
「必要なパターン」はその撮影対象をいくつパターンをつけて撮るかということです。

例えば撮影対象が人で、採用サイト用の撮影であれば以下のパターンが想定できます。

・胸から上のバストアップの写真
・全身が写っている写真
・インタビュー中の写真
・業務中をイメージした写真

ここで何人を何パターンで撮影するかによって、かかる費用や撮影の所要時間が変動していきます。


 - どんな雰囲気の写真にしたいか

上記の項目と同じように採用サイトへの掲載を目的に、撮影したい雰囲気を検討していきます。

例えば以下の写真のように信頼第一のきちんとした雰囲気にしたい場合であれば、スーツやオフィスカジュアルで服装を揃えたり、オフィスや会議室など信頼を感じてもらいやすい背景を選定します。

信頼感の演出例

一方風通しのよい雰囲気にしたい場合であれば、笑顔かつ柔らかな雰囲気での撮影をご提案します。
可能であれば背景に自然や青空があるとより爽やかに撮影することができます。

柔らかい雰囲気の演出例

撮影したいものが商品である場合は、
イメージに近い参考画像をSNSやサイトなどで見つけておくとイメージ共有がより詳細なものになります。


 - 撮影場所の検討

次に撮影場所を検討します。
この項目は希望の撮影イメージに合わせて、カメラマンと相談して決めていくこともおすすめです。

まずはざっくり自社の周りに撮影できそうな空間があるかを把握し、
会社のオフィスで撮影が可能なのであれば、会議室やオフィスのロビーなど撮影に使用できそうな場所を確認しておくとスムーズです。


 - 撮影許可申請の確認

撮影者が所有する敷地や建物内であれば自由に撮影ができますが、
私有地や商業施設、管理されている土地などでは撮影に関するルールが設けられている場合があります。

屋外・屋内問わず撮影しようとしている場所で撮影が可能かどうか、許可申請などの対応の有無を確認しておく必要があります。

例:代々木公園の撮影許可申請
https://www.tokyo-park.or.jp/park/yoyogi/assets/files/yoyogi_satsuei_20230609.pdf


 - 希望の納品時期

題目の通り、いつまでに写真が必要かを確認します。
撮影してから納品までにお時間をいただく場合があるので、
写真が必要な時期に余裕を持ってご依頼いただく事がおすすめです。


<まとめ>

以上がカメラマンを呼びたい時の基本の検討事項となります。
撮影の内容によってはここからさらにヒアリングを行い、細かく要件を決めていきます。

また上記の要件が全て決まっていなくても、迷いがある項目はカメラマンと相談の上で決めていくこともおすすめです。


<弊社の撮影について>

弊社で撮影を対応する場合の詳細については、また別途資料や記事でのご紹介がよろしいかと思いますので、ここでは簡単にご紹介します。

撮影時間
撮影内容やお客様のご都合と相談して決定します。
1時間程度で完了することもあれば、2-3時間お時間を確保いただくこともございます。

費用について
撮影のボリュームや内容によってお見積もりをお渡ししております。

撮影依頼から納品までの流れ
【撮影のご相談→ご希望のヒアリング→お見積もりの作成→日程や場所の確定→撮影→写真の編集→納品】
主に上記の流れで進行いたします。弊社では撮影後の編集作業まで対応の上、納品しております。

納品までの日数
撮影のボリュームによって変動いたしますので、一度ご希望の日程でご相談ください。

<おまけ>

ここまでご覧いただきありがとうございました!

最後は春らしく、オフィス近くで見られる桜の写真で締めくくりたいと思います。
この日は曇りだったので、次は晴れた日に行きたいです!

昨年咲いた四ツ谷の桜