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【英会話講師が秘訣を公開】40・50代でも間に合う!英語力を伸ばす方法

皆さんこんにちは、NTと申します。「仕事でもっと英語力を使えるようになりたい!」「今更だとは思うけど、英語力を高めたい!」なんて思っていませんか?一度挑戦してみて、諦めてしまったなんて思っている方かもしれません。
この記事では、40代、50代の方々が英語力の向上に繋がるような勉強法、意識する点を紹介していこうと思います。

【筆者の経歴&英語歴】
・4歳の頃からドイツ、アメリカの2カ国で14年間過ごす。
・今年の秋からは、私立大学の英語学部に進学する予定。
・現在は、個人英会話塾で講師をしてる。

英会話塾講師では、20代から60代といた幅広い年齢層の生徒の英語を指導しています。自分が海外にいた時の経験と、現在の講師としての経験を組み合わせて、みなさんの英語力向上に繋がるような記事を書いていこうと思います。

年を取るにつれて、英語力は身についていかなくなるのは何故?

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 年を重ねるに連れて自分が勉強している事に関する知識が頭に入りにくくなっていくと言われますね。それは、一体なぜなのでしょうか。ある説によると、脳の記憶を貯蔵する部分である海馬が、年を取ればとるほどに退化していくそうです。それを理由に、新しく習った事を頭に留めにくくなってくるのですね。

 しかし、そうはいっても40代、50代になろうとも、英語力を着々と向上させられる方法は幾つかあるので、それを紹介していこうと思います。

具体的な英語力アップに使える方法・意識する点を見ていこう!

英語って学ぶ物じゃなくて、慣れるもの?
 普段日本語で複数の友人と会話をしている際に、友人の一人がある建物を指さして「あれが見てよ」と言ったら、日本人であれば誰でも違和感を覚えると思います。何故、「あれが見てよ」と言うフレーズが間違っているかを、具体的に文法の観点から説明出来る人もいると思いますが、多くの人は聞いた時の「違和感」からこのフレーズが間違っているのだと気付きます。この「違和感」を感じられるようになる事が英語においてはとても重要なんですね。

 つまり、仮に英語でも同じように文法的に不正確な文を聞いた時、「あれ?」と違和感を持てるようになる事が理想的です。例えば誰かが、He have、You was(正確にはHe has 、You were)と言った時ですね。そのような感覚を養う為には、英語をひたすら聞く事が一番の近道です。正しい英語を聞くことに自分の耳を慣れさせる必要があります。

 今はネットにありとあらゆるネイティブが喋る英語の動画が掲載されているので、教材には困らないと思います。通勤中、通学中、昼食中といった、少しの隙間時間に、正しい英語を繰り返し聴く事により、仮に不正確な英語を聞いた時に感覚的にそれを認識出来るようになりましょう!

具体的な目標を決めよう!

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 私が講師を勤めている英会話塾では、40代、50代の生徒さんが多くいますが、その中で、順調に英語力を高めている人には共通点があります。それは、具体的な目標を設定しているか否かです。それは決して壮大なものばかりではなく、「海外旅行で現地の人と話してみたい」、「海外から来るお客さんを英語で対応したい」など様々です。

趣味として英会話教室に通っている方も、勿論いらっしゃいますし、悪い事ではないと思いますが、そういった人は具体的な目標を持つ生徒さんよりも成長が鈍いように思えます。目指すべき場所が分からず、ただ英語を勉強するより、目標を掲げる事で、自分がそこに日々近づいている事が意識出来、モチベーションも必然的に高められ、成長に繋がるのだと思います。


いつでも、どこでも出来る、独り言英語勉強法! 
 
 英語勉強法の一つとして、独り言英会話を推奨したいです。やり方は極めて簡単です。例えば歩いている時に、緑色の家が見えたら、英語で「あそこに緑色の家がある」と英語で直ぐ呟くのです。呟く題材はなんでもいいです、如何に瞬発的に英語を出せるかが勝負です。 

日本では、”My name is… ” ”How are you?”などの、あらかじめお決まりのフレーズを覚えさせられる事が多いそうですが、実際ネイティブの人と会話をしていると様々な表現を使ってくるので、覚えていてたフレーズを使用出来なかったり、使えても会話が不自然になってしまったりします。その為、記憶に頼って会話をしようとするのではなく、如何に速く適切な英語を日本語のように口から出して、相手の言った事に答えられるか事が重要になってくると言える為、この練習法は非常に効果的になると言えます。

シャドーイング+書き取りを繰り返そう!

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 次の勉強法として、シャドーイングをお勧めします。YouTubeの動画、英語のラジオと、題材はなんでも良いので、ネイティブが喋る英語を聞いては、自分の口で繰り返します。上記の独り言英会話は、比較する英語が無いが為に、自分の発音が間違っているかもしれないというデメリットがありますが、シャドーイングは正しい発音を、言う直前に実際に聞くので、その心配がありません。

次にするのは書き取りですね。ひたすら聞いて繰り返すのみでは、英語力向上に若干繋がりにくい部分があると思います。自分が聞いた言葉を実際、紙に書く事で、単語のスペル、英語の表現が視覚的に見る事が出来るので、英語力が上がります。

何となく発音を聞いて、口で再現するのみに比べて、実際にスペルを確認して、何故そのような発音になるのかを頭で理解すると英語への理解が深まります。成長が速い生徒さんは書き取りに特に時間を掛ける傾向があります。英語を聞く事と書く事、両方に対して真面目に取り組む事で、シャードイング、書き取りが持つそれぞれの弱点を補っているのですね。

 
英文を読む時、意識するのは内容だけじゃない?

英語の文章を読む時に、皆さんは一番何を意識するでしょうか?恐らく、多くの方が「内容」と答えるのではないでしょうか。勿論、その文章が何について書かれているかを把握するのはとても重要です。

しかしながら、内容を読み解く上で、使われている文法にも気をつける必要があります。例えば、過去形で描かれている文と、現在完了形で書かれている文、意味は同じようになりますが、若干書き手が伝えたかったニュアンスに差が生じます。

例えば、I ate half of a cookie. I have eaten half of a cookie。前者が過去形の文で、後者が現在完了の文です。前者は「クッキーを半分しか食べられなかった」といった状況に使いますが、後者は、まだそのクッキーを食べ続ける意思が伝わります。そのため、使用されている細かな文法を意識する事により、文章の理解度がぐっと高まります。

僕が見ている英語力を順調に伸ばしている40、50代の生徒さんは、しっかりと文法を意識しながら、文章の内容を読み解き、深く理解しようとしている方が多いです。使われている文法からも内容が読み取れるという重要な事を、分かっている為ですね。


最後に

 いかがだったでしょうか。今回は40代、50代の方でも効果的に英語力を向上させられる方法と意識する点を紹介しました。年を取るにつれて、英語に限らず、中々上手く行かず、様々なことに対してのモチベーションが高まりにくいと思っている方が多いと思います。

しかし、1ヶ月でも良いので、本記事で紹介した方法を是非試してみてください。自分の英語力が伸びてくるのが実感出来、英語への「やる気」が高まっていくと思います。成長スピードには個人差がありますが、一歩ずつ前進していく事が重要です。

皆さんが、近い将来、英語で問題なく外国に人々とコミュニケーションが取れるようになれることを願っております。

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