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住宅ローンの基本知識

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住宅を購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。
いざ住宅ローンを借りようとしても、金利に複数のタイプがあったり、元金均等返済や元利均等返済といった専門用語が出てきたりと、戸惑うことも多いかと思います。
まずは、住宅ローンの仕組みや専門用語について解説していきます。

金利について

住宅ローンは、居住するための住宅や土地の購入などをするため、金融機関から受ける融資のことです。
融資ですから、金融機関に「利息」を支払う必要があります。
住宅ローンの金利には、「変動金利」、「全期間固定金利」、「固定金利選択」の3種類があります。

「変動金利」は、経済状況などに応じて、金利が高くなれば利息が高くなり、金利が低くなれば利息が安くなります。
一般的には、固定金利より安い金利が設定されており、半年ごとに金利が見直されます。

「全期間固定金利」は、ローン開始から完済までの全期間の金利が一定です。
金利は高めですが、金利は一定のため将来の計画が立てやすく、金利上昇リスクはありません。

「固定金利選択」とは、
ローンを組んだ後に、一定期間のみ金利を固定します。
例えば、最初の10年は固定金利にし、固定期間終了後は変動金利型になるという仕組みです。

返済方法について

ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」という返済方法があります。

■元利均等返済
毎月の返済額が一定となる返済方法です。
返済額は一定で、返済当初は利息が大部分を占めています。
元金部分の減り方は遅いですが、一定の返済額ですから、返済計画が立てやすく、安定した支払い計画を進めたい方に適しています。

■元金均等返済
毎月の返済額のうち、元金一定となる返済方法です。
返済当初が最も返済額が多く、返済が進むと利息が安くなるため、返済額も徐々に少なくなります。

元利均等返済と比較すると、元金の減少が早いため、同じ返済期間なら元利均等返済よりも総返済額は少なく済みます。
ただし、返済開始当初の返済額が高いため、負担が大きいというデメリットがあります。
収入を確保しており、早期にローンを終わらせて利息を安く済ませたい方に適した返済方法です。

ローン金額の目安と返済負担率について
返済負担率とは、「自分の年収に対する年間のローン返済額の割合」のことです。
多くの金融機関で審査対象となっており、通常は返済負担率を35%以下に設定します。
(年収や信用状況によって変わることもあります)

よって、1年間の住宅ローン返済額が、年間所得の35%を超えると、「住宅ローンを返済することが難しい」と金融機関から判断される可能性が高くなります。

住宅ローンを借りる時の3つのポイント

住宅ローンを借りる際に気を付けておくべきポイントは3つあります。

■ローン以外の費用も確認する
金利だけではなく、ローンを組む際の諸費用、マイホームの維持費なども事前に確認して、ローン返済しながら生活も維持していける計画を立てましょう。
住宅を購入すれば、固定資産税、都市計画税、火災保険、修繕費用などの維持費が必要ということを考慮して返済プランを立てましょう。

■経済状況に応じた返済可能な範囲で融資を受ける
金融機関がフルローンを組んでくれると言われても、それによってマイホーム購入者は高い金利を何十年に渡って支払うことになります。
頭金をしっかり準備して、少しでも利息が安く済むように、そして生活が維持できるように安易なフルローンには気を付けましょう.

■繰り上げ返済を有効活用する
繰り上げ返済は、通常の住宅ローンの支払い分に上乗せして支払いすることです。
有効活用すれば早期完済、利息圧縮に効果があります。
気を付ける点は、生活費を切り詰めて住宅ローンを支払いした場合、家計のキャッシュフローが悪化します。
収入・支出のバランスを考え、繰り上げ返済を検討しましょう。

住宅ローンの相談は、北摂で新築阪神間の一戸建てを購入を検討されているならこちらに。

加古川、神戸、明石、播磨町で新築一戸建てを購入するならこちらに、相談してみましょう。

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