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golangで正規表現を使う方法【regexp】
今回はGo言語で正規表現を使う方法を紹介していきます。
正規表現
正規表現文字列のパターンを記述するための方法です。
特定のルールとシンボルを使って、文字列の複雑なパターンを表現してテキスト検索、置換、データの抽出など多くのテキスト処理で用いられています。
golangで正規表現を使う
Go言語で正規表現を扱うには、標準ライブラリのregexpパッケージを使用します。
regexpでは正規表現に関連する様々な機能が備わっています。
例えば、文字列が正規表現にマッチするかの検証、マッチする部分の抽出、文字列内のパターンの置換などがあります。
正規表現のコンパイル
まず、regexp.Compile()関数を使用して正規表現をコンパイルします。
r, err := regexp.Compile("正規表現")
if err != nil {
log.Fatal(err)
}
コンパイルを行うことで正規表現のオブジェクトは、複数回使用することができます。そのため繰り返し処理の際にパフォーマンスの向上が見込めます。
文字列のマッチング
マッチするかどうかを確認するには、MatchString()メソッドを使用します。
matched := r.MatchString("対象の文字列")
fmt.Println(matched)
マッチする部分の抽出
マッチする部分を抽出するには、FindString()、もしくはFindStringSubmatch()などのメソッドを使用します。
match := r.FindString("対象の文字列")
fmt.Println(match)
submatches := r.FindStringSubmatch("対象の文字列")
fmt.Println(submatches)
文字列内のパターンの置換
文字列内のパターンを別の文字列に置換するには、ReplaceAllString()メソッドを使用します。
replaced := r.ReplaceAllString("対象の文字列", "置換後の文字列")
fmt.Println(replaced)
正規表現の使用例
package main
import (
"fmt"
"log"
"regexp"
)
func main() {
r, err := regexp.Compile(`^[a-zA-Z0-9._%+-]+@[a-zA-Z0-9.-]+\.[a-zA-Z]{2,}$`)
if err != nil {
log.Fatal(err)
}
fmt.Println(r.MatchString("example@example.com"))
fmt.Println(r.MatchString("invalid-email"))
}
上記コードでは正規表現を使用してメールアドレスの形式にマッチするかどうかを確認しています。
regexpの注意点
regexpパッケージは非常に便利な機能です。
しかし、正規表現主にパフォーマンス面で懸念されることがあるため、注意が必要です。
コンパイルのコスト
正規表現のコンパイルにはコストがかかります。
頻繁に正規表現を使う際は、グローバル変数等で一度コンパイルしておいて使いまわすのがおすすめです。
エスケープ処理
文字列リテラルの規則に従い、バックスラッシュ(\)はエスケープしなければ正規表現で使用することができません。
\を正規表現で使用する場合は、\\と書く必要があります。
特殊文字
正規表現における特殊文字(., *, +, ?, (, ), [, ], {, }, ^, $, |)は、その特殊文字としての意味を無効化したい場合はバックスラッシュと同様にエスケープする必要があります。
サブマッチ
FindStringSubmatch()メソッドを使うと、キャプチャグループのサブマッチも取得できます。
これメソッドを使うことで、複雑なパターンから抽出する際に便利です。
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