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コワーキングスペースのブランドロゴをデザイナーのセキさんに依頼したときの発注者視点での気付き

フリーランスのWebデザイナーとして活動しながら、コワーキングスペースひらば「新名称:コワーキングスペースSHINCRU(シンクル)」を運営している岡田大誠です。

本日、コワーキングスペースひらばの新しい名称であるコワーキングスペースSHINCRU(シンクル)を発表しました。

コワーキングスペースの名称変更に理由や経緯などは、こちらの公式Webサイトの記事に記載しておりますので、ぜひご覧ください。

https://www.hira8.jp/news/new-brand-rename

このnoteではコワーキングスペースのリブランディングを行う際に、なぜブランドロゴを依頼して、発注者の目線でどんなことを期待して、どんな流れで依頼が進行し、最終的にどんな成果物になったのかというプロセスを書いていきます。

今回のリブランディングについては、セキさんもnoteを書いているので、合わせて読むとかなり学びになるのではないでしょうか。

セキさんのnoteはこちら
https://note.mu/sscre8/n/n4d8f61fae4bf

ブランドロゴの依頼について

今回のコワーキングスペースのリブランディングには、主にコワーキングスペースの名称変更とブランドロゴの変更があります。

新しい名称については、依頼する前に私の方でコンセプトと名前をすでに固めてあり確定していたので、ブランドロゴのみを依頼しました。

なぜ、セキさんに依頼したのか

Web・印刷物のデザインは私もできますし、過去にブランドロゴを制作したこともあります。

しかし、過去の経験からどうしてもブランドロゴは私には向いていないと自覚していたため、今回のブランドロゴは自分で創るのではなく、誰かに依頼しようと最初から決めていました。

誰に制作を依頼するか考えていたとき、デザイナーの知人はたくさんいるのですが、やはりコワーキングスペースのコンセプトに理解のある人で、なによりもビジネス視点・経営者目線でデザインを行っている人に依頼したいと考えていました。(デザイニストの視点)

単なる意匠だけの話で終わるのではなく、デザイン・ビジネス両方の視点で相談できるのはセキさんしか思い浮かばなかったので、さっそく相談することに。(あと家が近いので)

※この写真を撮影した1時間後に、コワーキングスペース運営に関わる重大な事件が起こるとは…。過ぎた話ですが気になる人は直接会ったときにきいてください。

今回の依頼についてセキさんに相談した所、快く引き受けていただきました。

セキさん以外に、今回のロゴを依頼できる人はいないなと思っていたので、本当に引き受けていただき感謝しております。

なお、セキさんはディレクションLABOというコミュニティを運営されています。
当時はまだディレクションLABOを立ち上げていなかったと思うのですが、これは仕事の依頼をするしないには関係ありませんでした。

ディレクションLABOの運営に関係なく仕事は依頼していたと思うので、やはり依頼側としては具体的に個が行っている個の活動が重要だなと思います。

正式に依頼するための基本要項を提出

まずは、初回打ち合わせをする前に、リブランディングの経緯・現在の名称とロゴの問題点、新しい名称についてのコンセプト、そしてセキさんに発注者としてこちらが期待すること、新しいロゴをイメージするキーワードを事前にドキュメントに書いて見てもらった上で打ち合わせをしました。

このようなドキュメント無しでいきなり打ち合わせしても、経緯や情報を伝達するだけの打ち合わせになっていしまうので、このような基礎的な要件や背景を事前に共有することで、短時間で生産的な打ち合わせができたかなと思います。

制作〜ラフ案まで

要件を伝えて打ち合わせした後は、一旦セキさんにすべてお任せしました。

その後、しばらくしてからセキさんより連絡をいただき、ラフ案ができたとのことなので、打ち合わせをすることに。

ラフ案のプレゼン資料は、ロゴは単なるマークではないことや、機能面や感情面で非常に重要なツールであることが前置きとして記載されており、私自信はブランドロゴの重要さをわかってはいたのですが、一般の方にはそもそもロゴなんて単なるマークぐらいにしか思っていない人は多いので、こういった前置きはブランドロゴの価値を理解してもらうため素晴らしいなと感じました。

そして、提出していただいた案は2案…。

A案もB案もどちらのロゴもイメージに近く、非常に判断に迷いました。

ロゴの機能性や、独自性、意味性など総合的に判断し、今回発表したこちらのロゴになりました。

コンセプトの再定義まで

今回の依頼で一番感動したポイントは、コンセプトの再定義です。

どんな由来でSHINCRU(シンクル)という名前にして、これからどんな場所にしていきたいかというビジョンはセキさんにお話しましたが、コンセプトを100%うまく言語化できていないなあと自覚していました。

普段の業務の忙しさもあり、基本コンセプトは変わっていないけど、もっとうまく伝えられないかと思っていたところ、コンセプトの再定義まで提案いただきました。

僕がひとりで考えたコンセプトよりずっとわかりやすかったのと、こういところを汲み取ってくれるのはとても感動しました。

運用マニュアルとお披露目イベントへの意見提供

ロゴも確定し本来ならここでお仕事は終了だと思いますが、ロゴの運用マニュアルまで作成いただきました。

ロゴだけ完成して、データだけいただいてももちろんそれはそれで仕事としては完了しているのですが、ロゴデータだけ渡されるよりもそこに至ったプロセスや、その後のフォローまであると、ブランドロゴ自体の価値がお客さんにも理解してもらえますし、依頼してよかったなと感じられますね。

さらに、これはセキさんの好意で新しい名称の発表会の相談や、今後のコワーキングスペースのビジネス目線での新しい展開などについても貴重なご意見をもらえました。

運営者としては、戦術ベースではなく戦略ベースの同じベクトルで意見交換ができるというのは非常に嬉しいことです。

zoomにてコワーキングスペースの運営や方針について相談に乗っていただき、新しい取り組みについても意見をいただき今後の運営にさっそく取り入れていきます。

最後に

今回は、発注者目線での話をnoteにまとめてみました。

振り返ると、かなり手厚くいろいろ面倒をいただいたのでセキさんに依頼してよかったなあと感じています。

セキさんも今回のリブランディングについてnoteを書いてくれているので、僕の記事と合わせて読んでいただくと、学びになると思います。

セキさんのnoteはこちら
https://note.mu/sscre8/n/n4d8f61fae4bf

新しくなったコワーキングスペースSHINCRU(シンクル)は令和元年6月1日からはじまります。
これからも応援よろしくお願いします。

最後になりましたが、改めてセキさんにはお世話になりました。ありがとうございました。


大阪の枚方市でフリーランスのWEBデザイナー・デザイニストとして活動しています。 https://web-da.com/