文豪ゆかりの地、神田古書店街

付き添いで久しぶりに神保町に行った。
ここは世界最大の古書店街、古本の聖地とも言われる「神田古書店街」がある。



この時代に紙の本が実店舗で売っているというだけでも貴重だが、
それぞれのお店は和本や浮世絵、古地図、浮世絵など江戸にまつわるもの、武術、易学、物理、演劇、サブカル、洋書など、専門で扱っており、これ以上ないニッチな世界なのである。

もちろん貴重な古書を扱っていることは承知だが、これでよく店が耐えられるものだと不思議に思うのである。
実際、老舗の古書店もたくさん潰れている。

昔はこういった美しいものにお金を使っていた人が多かったが、今ではそうはいかなくなって悲しいと、店主も嘆いておられた。

滅多に来ないのに非常に無責任な言い方だが、この風景はなくなって欲しくないと思うのである。

古書店を巡り、お昼ご飯にはこれまた井伏鱒二や江戸川乱歩も愛したという「天婦羅はちまき」で穴子海老天丼をいただきました。




このあたりは明治、大正、昭和、現代に至るまで様々な時代の文豪にゆかりのあるお店や場所が点在する。
そんな文豪に思いを馳せて、綺麗なお金の使い方をし、心を豊にしたいものである。



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