婚活仁義なき戦い

私は悪趣味なので、結婚相談所マリーミーの植草美幸先生のYouTubeは欠かさずという程でもないがチェックしている。


20代で健全に恋愛をし、結婚できるような人はそもそも婚活をしないわけだが、
気がついたら独身、結婚したい!と婚活を始める人々が繰り広げる仁義なき戦いは、外野から見ていると人間の醜い部分を凝縮したような縮図になっており大変勉強になるのだ。

誰しも様々な事情があり、希望が叶わない人もいるだろうが、どんな人にだって結婚する権利もしない権利もある。それは誰からも奪われることがあってはならない。日本はその点において同性婚こそまだできない不名誉な国ではあるが、身分の違いや宗教、障害などが原因で婚姻が許されないわけではない。

先に紹介した植草先生のもとに寄せられる相談内容が、人としてどうなの?と思ってしまうような内容ばかりで、「婚活って地獄だな」としか思えないのである。

まず問題になるのが年収のこと。
年収1000万円や2000万円の人としか結婚できないという人の多いこと。
仮にそのような人と結婚したいと思うなら、結婚相談所に登録せず、最低でも英語が話せるよう努力し、高級ラウンジに通うことから始めてみてはいかがだろうか。
そこで結婚相手に出会わなくとも、友達ができればチャンスは広がる。

日本人の高所得者の妻といえば芸能人やモデルといったパターンか、実家が太い令嬢、そして海外含め偏差値の高い大学を卒業している優秀な女性である。

観察している限り、結婚相談所で玉の輿を狙う女性の中に上記の条件を満たす人は皆無といっても良いだろう。
私の交際範囲で1組だけフランス人の航空会社社長が元家政婦のフィリピン人の女性と結婚したというパターンがある。
こんなシンデレラストーリーは彼ら以外に後にも先にも聞いたことがない。
お金が欲しいのなら、自分で稼ぐか相手を育てるかもしくは両方かをするしかないのだ。

私の友人で顔は良いが性格に問題のあるアラフォーの女がいる。
見た目は良く、狡猾な性格の持ち主なので、彼氏に不自由したことはない。
若い頃にできちゃった結婚を一度しているのだが、結局流産したので離婚したとのこと。
いろんなタイプの男と付き合い、年収1000万越えのエンジニアと結婚を前提に付き合い同棲ののちまた妊娠したが、結局男には結婚の意思がなかったということで堕胎し、慰謝料をもらい別れたとのこと。

今思うと最初の流産というのも疑わしいのだが、とにかく20代30代と子供を持つ可能性はいくらでもあったのに、これという男に出会うまで妥協しなかった。
30代後半でIT企業に勤める高収入の男と付き合い、最終的に結婚まで押し切った。
結婚後妊活に励み、これまでに3回妊娠したのだが全て流産しているとのことである。

まだギリギリ30代なので妊娠の可能性はあるが、女性がアラフォーに突入してからの婚活妊活というのは大変厳しいものがあるという事実なのだ。

現代のアラフォーは見た目も若いし恋人ならいくらでもできるだろうと実際周りをみていても思う。しかし妊娠出産となると話は全く違ってくる。
好き放題遊んできた現代の女性の体というのは思ったよりストレスが蓄積しており、すぐに妊娠できるような健康な体を持った女性は想定以上に少ない。
とにかく妊娠には若い子宮が必須なのだ。

心の隙間を埋めている側から大きな傷を負ってしまうという現実。お互い様であろうが、アラフォー以降の婚活市場といったら地獄以外の何者でもない。
果たしてこんな戦場でも愛は生まれるのだろうか。


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