番外編☆バックパッカー、その値段。

世の中にはバックパッカーとして旅をした方はかなりいますよね。

私を初めて海外へ連れて行ってくれた元ボーイフレンドは、どこでも1人で旅する人だったので、私もそんな人間になりたいと思い、フラれてしまったあとでも1人で旅するようになりました。

私は、相手にただ憧れるだけでなく、自分がなりたい理想像に近い人を好きになるので、1つの恋が終わっても、常に自己成長を実現できたと感じていて、どの方にも感謝しています。

さて、私が無計画で長めの旅をしようとバックパック1個で国外を飛び出したのは、2000年、ちょうど誕生日を迎えたあとの32歳の春でした。バックパッカーとしては、ちょっと遅咲きかもです。

当時、大人気だった沢木耕太郎原作の紀行小説〈深夜特急〉が、大沢たかお主演でドラマ化されたことで、若者の間ではバックパッカーとして旅することが流行のようになっていました。

私の予算は300,000円。

当初の計画では、羽田から那覇へ渡り、そのあとは船で台湾高雄カオシュンへ渡ること。目的地は天竺テンジク、あ、インドです笑。インドのお釈迦様の生まれた場所まで行くことでした。深夜特急に感化されてです笑。

まずはアメ横へ行って、自分のカラダに合ったバックパックを購入しました。ドイツ製のすごく丈夫なバックパックに、税込み3万円近くが飛んで行きました。

残りは約270,000円。

結論から言うと、私がこの旅で入国したのは、台湾、タイ、インド、ネパール、バングラデシュです。

パスポートは、27歳のときに作ったものが10年間使用可能だったので、あとはチケットだけ。出国前に私が購入しておいたのは、羽田空港⇒那覇空港の片道約1万円の航空チケット、石垣島⇔台湾高雄の往復約3万円のフェリーチケットだけでした。

なぜ台湾行きが往復かというと、帰りの便のチケットを持ってないと、台湾は入国できなかったからです。

私は台湾入国後に高雄を少し観光してから台北へ移動し、タイ行きの片道チケットを買って、それを証明として、フェリー会社の帰国便をキャンセルし、タイへ入国しました。確か、台北⇒バンコクの片道航空チケットは4万円程度だったように記憶しています。

ここまでで残りはいくらでしょう。およそ205,000円也。

これで、インドまで行って東京へ戻ってくるわけです。

あらかじめ日本で航空チケットを買うと高くつく、インドへの入国ビザはタイで取ると安いということを聞いていたので、都度格安チケット情報をリサーチしました。

台湾からバンコクへ渡り、インドの入国ビザを発行してもらうのに数週間滞在しました。

バンコクからインドのカルカッタ現コルカタまでは、ビザ手続きも含めて片道チケットは約7万円だったように記憶しています。日本と変わらなくない?!

まあ、残り約135,000円也。

ところがこれで、私はタイ北部チェンマイへ行き、バンコクへ戻って、インドカルカッタ、バラナシ、サールナート、陸路でネパールスノウリで入国審査、ポカラ、カトマンズ、バングラディシュダッカ、再びタイバンコク、東京へと無事帰国したのです。

残り約30,000円也、全行程約3か月間。

これが高かったか、安かったか、他のバックパッカーさんとは比べてないのでわかりませんが、次回以降で、おもしろくてちょっと怖い話、胸が熱くなる話などもお伝えしていきましょう。

※もしも、金額に間違いがあれば、都度アップデート年月日を示し、修正していきます。

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