Day17_ファンを作るアイドルとパートナーを作る恋愛は根本的に違う

どうも!180日後に起業する人です。
急にテーマを変えてお話しするので、どうした!?と驚かれた方もいるかもしれません(フォローいただいている少数派の方に向けて・・・笑)ちょっと会食が長引いて眠いだけです・・・が、頑張ります!

最近営業論で「顧客接触率」についての話に触れる機会があり、ファンビジネスと(企業の)パートナービジネスって違うなとふと思いました。

いずれも顧客接触率を多くするべき

それぞれ対顧客、対ファンに向けて、いかに接触頻度(接触率)を上げるかが重要であることに変わりはありません。なぜならば、接触率が上がれば上がるほど、人としての信頼度が上がり、愛着が生まれ、より応援したくなるという心情になると思うからです。もちろん、ビジネスはそれ以外の合理的な要因も求められるので、土俵を良くするイメージとなりますが、いずれにせよポジティブな状態にするには有効な打ち手であることは間違いないかと思います。

恋愛感情で例えると・・・

上記について思考を深めるために、身近な例で考えたいと思います。想像しやすい恋愛感情を含めた話で例えて、「アイドルがファンを作る」というパターンと、「パートナー(恋人や結婚相手)を作る」というパターンで比較してみました。

接触の深さとインタラクティブ性


そうすると、見えてくるのは「接触の深さ」と「インタラクティブ性が強くあるかどうか」の2点が異なっているのを感じます。

アイドルがファンを作る際は、メディアやSNSを通じて、届きそうで届かない画面越しに演出されたまさに理想の「アイドル(偶像)」を作り、それを見せることでファンを増やしています。旧来の発信はあくまで一方通行のマスメディアを介したコミュニケーションが主でしたが、昨今はSNS等のライブでファンのメッセージに対し、リアクションを取るという形のインタラクティブ性はあります。ただ、やはり「広く・浅く・頻度高く」がポイントな気がします。

一方、「パートナー(恋人や結婚相手)を作る」というパターンで考えた際は、深くお互いのことを知るというコミュニケーションであり、一緒に関係値を作り上げるという意味でも相互性が高いです。理想を見出すのではなく、お互いに好きなところを見つけ、盛り上げて、パートナーになるという一種の共同作業かと思います。

サイバーエージェントの藤田さんは昔のブログで、少しでもたくさんのコミュニケーションをクライアントと持つことで、相手を理解し、新しい提案・情報提供を行うことが競合の脅威になるという話をされています。そして、ここで顔のいい男より、たくさん会っている顔の悪い男に彼女をとられてしまうという例えを出されています。そう考えると「狭く(見せる)、深く、頻度高く」というコミュニケーションが良さそうです。

テクノロジーの力で広くアプローチ

上記の検討を踏まえ、見えてきた本質的な違いのポイントは「理想を見出す」という点と、「関係を狭く(見せ)、深く接する」というこの2点だと思いました。ビジネス上のスケールアップはそれらの見せ方で、いかにマーケティングなどでアプローチ範囲を広げるかが重要であると。そして、その仕組みの作り方が問われるなと思いました。

180日後に起業する人

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