見出し画像

成長と目標

こんにちは、WORK Design Libraryです。
本日は成長についてもうひとつ。目標を立てることを習慣にしている人も多いかと思いますが、目標を立てる意味について考えたことはありますか?当たり前すぎて考えたこともないかもしれませんが、私たちなりの解についてお話したいと思います。

目標設定

成長を考えるときに、もうひとつ大切にしたい概念として、目標設定があります。

世の中には、目標設定と聞くと苦手意識がある人も少なくないようです。また、多くの会社が目標管理制度を取り入れたりもしていますが、うまく活用できている会社はおよそ3割程度だそうです。目標という名を利用した過度なノルマだったり、普段の業務とはかけ離れた目標を面談時に持ち出されたり。達成しないといけないというプレッシャーもありますし、かといって簡単すぎる目標ではそもそも意味がない…。悩ましいところです。

そもそも目標とは何でしょうか?

実際、私たちもこのことは非常に悩んでいました。そして、様々な体験を経て我々は下記のように定義することにしました。

目標とは「立てなかったら実現しなかったことの実現可能性を高めるためのもの」だと。

目標を立てる意味

例えばダイエットの目標について考えてみましょう。

3ヶ月で10kgのダイエットをするという目標と、3ヶ月で 3 kgのダイエットをするという目標、一体どちらが良い目標でしょうか。

10kgのダイエットが果てしなく遠く感じる人にとっては、3kgのダイエットの方が良い目標でしょう。一方で、3kgのダイエットだと3kgで満足してしまうという場合もあります。さらには、10kgのダイエットを掲げると、中途半端なことはできないと、一生懸命いろいろな方法を考えるという人もいます。こうして、結果として10kgのダイエットができるかもしれません。もしくは、10kgとまで言わずとも5kg、7kgのダイエットができるかもしれません。このような場合には10kgのダイエットの目標の方が良い目標だと言えます。

つまり、私たちが定義した目標は「必達」や「達成度」が重要なのではなく、かといって「大きく描く」ことが正しいことでもありません。前述の通り、立てなかったら起こらなかったことが起こること、その目標によって自分の意識や行動が変わり、少しでも結果が良くなること。このために立てるのが、目標だと定義しています。

そして、その人が達成したいと力が出てくることが重要なので、その人それぞれに合わせた目標設定をすればよいのです。いずれにせよ、立てなかったら実現しなかったことの可能性を高めるためなのですから(これも目標に対して様々な見方があるコミュニケーションタイプが関わってきます。コミュニケーションのタイプについてはこちらを読んでみてください)。

そういう観点から、目標は達成度を管理するものではなく支援するものなのです。目標をつくり、それに対しての日々の行動によって、MUST・WANT・CANが少しでも大きくすることが重要で、それに対しては管理ではなくサポートする立場で見守ることに意味があるのです。

このことに対する組織内の共通認識がないと、目標をつくることに苦手になるのも無理がないかもしれません。

ーWORK Design Libraryサイトはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?