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文章を書くこと

私は小学生の頃、小説家になりたいと思っていた。

元々文章を書くことが好きで、妄想も好きだった。

ペットを飼えなかった私の家に、犬がやってきたら。
バイオリンを習っていたら。

自分の王国があったら。
過去と未来を自由に行き来できたら。

20代になった今でも、時々考えてワクワクしてしまう。


今私は、文章を書くこととは全く異なる職種に就いている。
でも、昔と変わらず、文章を書くことが好きだ。

だからこうしてnoteを書いており、かがみよかがみというサイトにエッセイを投稿し、掲載してもらえている。

いつか、文章を書くことを仕事にしていきたいと思っている。

とは言うものの、とても怖いのが本音。

自分には文才がないのではないかと考えてしまう。

学生時代に進路を決める際、安定を優先し、文章を書く仕事を避けた。
才能がないということを突きつけられることが怖かった。


私は絵を描くことがとても苦手だ。

多分、画力は小学校低学年で成長が止まった。
動物を描いても、「犬?クマ?」と聞かれる。

時々Twitterで、写真にしか見えない絵の投稿がタイムラインに流れている。

そんな絵を描く人たちと、自分が肩を並べるなんてありえない、無理だと分かっている。

もしかして、文章を書くことを仕事にしたいという目標は、私が画家になりたい!と言うことと同じくらい無茶ことなのではないか、と考えてしまう。

そのような考えに至ってしまうこと。

進路を決めたときの逃げ。

ネガティブな自分を突き破りたい。

"趣味程度で書ければいい"という建前は辞めたい。

人生は一度きり。
後悔のないように生きて、思いっきり生きて息をしたい。


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