見出し画像

魂のアニ漫画レビュー番外編①絵本「うごきません。」

本日のアニ漫画レビューは第2回目にして早くも番外編、テーマは漫画ではなく絵本です。
漫画を探して書店に行ったところ、つい絵本を衝動買いしてしまいました。
よって本日のレビューは絵本です。
絵本なんて子供のころ読んだっきりだよという大人の皆様にあえて絵本をお勧めしたい。
子どもにとって大切なことを教えてくれる絵本は、世の中を知って純粋でなくなった大人にこそ心に響くコンテンツだと思うのです。
ということで、絵本レビューいってみましょう!

★一言キャッチコピー⇒

その時、ヤツが動いた!

画像1

出典:うごきません。((株)パイ・インターナショナル 大塚健太作 柴田ケイコ絵)より

★こんな人におすすめ!⇒

小さなお子様のいるお母さん、ハシビロコウが好きな人。
何と言っても、絵本好きのあなたへ!

★はじめに⇒

突然ですが、質問です。
この鳥の名前を知っていますか?

画像2

フリー素材

一時、あることで話題になっていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。この鳥の名前はハシビロコウです。この鳥の特徴はじっとして動かないことです。まるで石像のように直立姿勢で一歩も動かない姿が一時話題になりました。
さて、どうしてハシビロコウは動かないのでしょう?ぴくりともせず、どんなことを考えているのでしょう?
今日、ご紹介するのはそんなハシビロコウが主人公の「うごきません。」((株)パイ・インターナショナル 大塚健太作 柴田ケイコ絵)です。

★あらすじ⇒

一匹の鳥が草原でじっとしています。おや、じっとして動かない姿が有名なハシビロコウです。そんなハシビロコウのところに様々な動物がやってきました。その中にはちょっとびっくりしてしまうような見たことのない動物がたくさん。
びっくりして思わず跳び上がってしまうようなツッコミどころ満載の動物たちが次から次へとやって来る中、ハシビロコウはいつ動くのか。それとも動かないのか。
ぜひ、ご自身の目で見届けてください!

★キャラクター⇒

ハシビロコウ、カバ、ヘビ、ゾウ、シマウマ、バナナ鼻のゾウetc…
様々な動物が総勢17種類も登場します!

★ここを楽しめ!⇒

①絵本のリズム感
最初にお伝えしたいことは、この絵本が読み聞かせにぴったりの絵本だと言うことです。このお話は、ページを捲るごとに色々な友達がハシビロコウに会いにくる構成になっているので、一定のリズムでリズミカルにお話が進んでいきます。
声に出して読んで楽しい絵本です!

②1冊でユーモア、動物、心のお話し
多くの絵本に共通するポイントですが、絵本は1冊で多くの学びがあるコンテンツです。毎ページ登場する個性豊かな動物は、読み手の好奇心を引きだし、クレヨンで描いたような味のある画風はとってもユーモラスで見る者の目を楽しませます。そして、この絵本では、気持ちを考える場面もあります。世の中の様々な未知なる世界の入り口として、絵本はぴったりの媒体です!

★切り抜き!名シーン!⇒

世にも珍しい縦向きのワニ!

画像3

出典:うごきません。p15より

縦向きのワニがハシビロコウの下にやってきました。
絵本の世界は自由な世界です。当たり前に動物たちが言葉を話すのですから、四足歩行の動物が二足歩行になっていてもなんら問題はないのです。
常識にとらわれない豊かな感性によって描かれたキャラクターは、豊かな感性を育みます。

★マニア度 ★★★☆☆

書店で見かけた名作です。平置きされていたので、目には付きやすいかと思いますが、たまたま目について手に取った本との出会いはいつも一期一会です。
たまには童心に帰って絵本を手に取ってみてはいかがでしょうか。


-コンテンツにリスペクトを込めて-

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?