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赤頭巾ちゃん、僕は狼になりたい


 皆さん、こんにちは。赤頭巾ちゃん"に"気をつけて。木賃ふくよし(芸名)です。
 皆さんは、赤頭巾と言うと、何を思い浮かべますか?

 まんま、ペロー童話やグリム童話集の「赤頭巾」ですか?
 庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」とか?
 レイジーの「赤頭巾ちゃん御用心」
 あるいは、赤ずきんチャチャとか、
 ヴァンパイア セイヴァーの「バレッタ」
 海外アニメ「RWBY」の主人公、ルビー・ローズとか、
 まだまだまだまだまだ、赤ずきんをモチーフにした作品なんてのは山ほどある事でしょう。

 ちなみにワタクシは「赤頭巾ちゃん気をつけて」も大好きですし、「赤頭巾ちゃん御用心」の頃はどうでもいいのですが、LOUDNESSの前身となるレイジー(後期)も好き。

 ※ レイジーは解散後、メンバーである高崎晃らのラウドネス、田中らのネバーランド、アニメソングで不動の地位を確立する影山ヒロノブに分裂します。

 赤ずきんチャチャも原作の初期は無茶苦茶で面白かった。うん。バレッタはあんまり使ったことがないから知らん。
 あ。ワタクシあんまりアニメを観ないのですが、RWBYはめちゃくちゃ好きです。

 カッコイイので、予告編だけでも。


 しかしワタクシ、赤頭巾と言うと頭の中には不思議と狼が出てくるのです。

 例えば、ピンク・レディーの「S・O・S」とか、中島みゆきの「狼になりたい」と言った、あるいはレイジーの赤頭巾ちゃん御用心などもそうなのですが、

 とかく狼に比喩される、男どもの心理を考えてしまうのです。


 さて。ネットの界隈を見回すと、極端な思想に振り回された、奇怪なフェミニストに出くわすことがある。
 誤解しないで欲しいが、ワタクシは別にフェミニズムを否定する気は一切ない。
 と言うか、別に男女同権には賛成はしていないし、フェミニズムには色々と歪みがあると思うが、「男女同権を選択できる状態であること」には賛成なのである。

 男も女も、男らしさや女らしさを求められなくてもいい状態ってのは素晴らしく、そして、男が男らしさを追求してもいい、女が女らしさを追求してもいい。その点において、ある程度、フェミニズムが知られていかなければならないし、自分の脳ミソで考えていかねばならないとは思っているのである。
 つまり、真っ当なフェミニズムを否定する気は微塵もない。ワタクシはフェミニストじゃないし、「コレだから女って奴は、、、」とも言ってしまうことだろう。だが同時に、男として、女性には優しくありたいとも思うのである。

 しかし、だ。
 世に蔓延る「フェミニストを名乗る者」には些か閉口気味だ。

 気に入らないものを見つけては「女性差別だ!」と喚き立て、気に入らないものが目に見えなくなるまで追い立てる。
 やってる事は集団による悪質なクレーマーだ。
 最近では、その傾向がTwitter界隈に多いことからか、ツイフェミと呼ばれ、フェミニズム・フェミニストとは分けて考える向きがあるようである。

 そりゃま、そうだ。
 ワタクシは動物は好きだし、ペットショップなんかは嫌いだが、普通に肉を食うし、養鶏場を襲撃する連中と一緒にされたくはない。


 しかし、ワタクシは諜報モノの小説などが好きなので、この辺の「イズム」にはいずれにせよ、懐疑的なのである。

 こーゆー「イズム」の正体を知るには、カネの流れを追うのが一番。
 ハッキリ言えば、ツイフェミの存在は、本当のフェミニズムにとっては最大の敵。相互理解からは最もかけ離れた存在なのである。

 それでもツイフェミが後から後から湧いて出るのは何故か。

 いくつか理由はある。

 ひとつは、過激な意見ほど支持されやすいから。
 人間は馬鹿なので、存在する問題を解決するために、アレとコレとソレから片付けて、いや、アレを片付けるためにはまず、、、なんて考えたり、実際に問題解決に向けて行動するのは大変だ。

 だから、諸悪の根源はすべてコレだ!と煽り立てることにより、不満の捌け口を一点に向けさせる方が簡単なのである。
 つまり、与党が悪い、外国人が悪い、男が悪い、なんてわかりやすい悪役を仕立て上げる。こうすれば一定数の支持は得られるのだ。本当に問題を解決する気などサラサラない。何なら絶え間なく対立を維持する方がいい。問題解決しちゃったら、食い扶持がなくなるのだから。

 いや、極端に過激な意見は支持者をなくすのでは? という疑問はあろうが、そこは実のところ問題ではない。
 例えばどんなイズムの右翼であれ左翼であれ、過激なほど喜ぶ馬鹿ってのが、絶対に数パーセントは存在するし、その数パーセントから支持を得られ、金を吸い上げられれば、それで充分なのである。
 特に政治家なんかは議席さえ維持できれば、食い扶持は確保できるのだから。要するに、弱腰になる方が狂信者を失う。


 んで、そう言ったイズムを声高に扇動する連中は、講演会を開いたり、講師として呼ばれたり、著作を売ったりする。カネの流れとはそーゆー事だ。
 いや、売れてない人がそんな事をやったって、金なんか入らないのでは? とも思うだろうが、売れてないなら売名行為になるんで、それでいい。
 人気のないユーチューバーが過激なことをやらかす例は枚挙に暇がないだろう?

 近頃は、ツイフェミなどの極端な思想を装ったアカウントなどが増えている。彼らの場合を見てもわかるように、要は目立ちたいだけで馬鹿な事をやって、それに釣られる人間を見下して楽しむケースも少なからずあるのだ。ネタをネタと見抜くのは面倒なので、いちいち構わない方がいい。

 そして、マッチポンプである。


 今の世の中、自分で放火して、自分で通報し、英雄を気取ることが簡単に出来る。いわゆる複数アカウントだ。
 Aのアカウントで女性蔑視の発言をし、Bのアカウントでそれを糾弾する。簡単だ。

 まあ、わざわざマッチポンプしなくても、世の中にはやらかしている人間は多いし、そんな「やらかし」を見つけるのは簡単だ。
 だからこそ、だ。


 放置すればいいような
 どうでもいい事に対し、

 こんな事は絶対に
 許されてはいけないのだ!


 と騒ぎ立て、本質ではない事を問題に仕立て上げ、過激派を煽り、対立に緊張をもたらすのである。
 さて。ここまで書けばおわかりいただけただろうか。


 そう。




 アンチ・ツイフェミが
 ツイフェミと同様に危険だと。




 ツイフェミよりまともな事を言ってるから、騙されてる人が多いので言っておきますが、叩ける存在ってのを探し出しては、吊るし上げて叩くって点では、



 ツイフェミも
 アンチ・ツイフェミも
 大して変わらんよ。



 先ほども書きましたが、どんなイズムであれ、右翼も左翼も数パーセントの過激派が喚き立ててるだけです。

 世界を変えられる力なんかない。

 大半の人は冷ややかにそれを見てるんです。てか、ドン引きしてるんですよ。実際のところ。いや、何なら興味さえない。

 なのに、「あいつらを放置したら世界が終わる! 何とかしなければ!」なんて思いが強くなってたら、それはもはや、


 ミイラ取りがミイラになりかけてますよ。



 赤頭巾ちゃん、気をつけて。
 あなたは、か弱い赤頭巾ちゃんですか?

 赤頭巾ちゃん、御用心。
 あなたは、物語の悪役である
 狼を、懸命に探してませんか?
 わざわざ、狼を倒すために、森の奥へ行ってませんか?

 赤頭巾ちゃん、
 悪役の狼を探して、倒すために、
 キミ自身が狼になるのかい?

 赤頭巾ちゃん、

 人は誰しも、自分が善良で弱い赤頭巾だと思いたい。
 そして、狼を倒す「正義の味方」の狩人にもなりたいのさ。

 だから、おばあちゃんに化けた狼のように、赤頭巾を被り

 誰かの頭巾を剥いで、狼の皮を被せるんだ。



 だから、赤頭巾ちゃん、



 聞いてよ、赤頭巾ちゃん、



 だけど、赤頭巾ちゃん、



 僕は狼になりたい。




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 なお、この先には特に何も書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。