今、注視すべきは中国である


 皆さん、こんにちは。三国志も史記も大好き。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。ワタクシ自身は戦争の被害になんか遭いたくはないし、戦争なんか行きたかない。
 少々、格闘技を齧った事もあるし、揉め事で血が騒ぐ性質もあると言えばある。しかし、


 (´°Д°)」 俺はお前と死合しあいがしてえんだ!!


 とか、コンデ・コマみたいな事は思わない。
 バイオレンス小説や復讐譚が大好物である。戦争アクション映画も大好き。シリアスな戦争映画も胸を打つ。軍事モノのドキュメントも好きだ。歴史における合戦も血が騒ぐ。

 だが、それはフィクション、あるいは、歴史的な記録としての話である。

 そりゃ、経験として戦場を、戦争を生で体験してみたいか? と問われたら、そーゆー好奇心がある事は認める。認めざるを得ない。だって、あるんだから。

 しかし、そこに足を踏み入れざるを得ない状況で、いつ抜け出せるとも知れない、となったら話は別だ。
 ハッキリと御免被る。

 例えば、経験として、途轍もなくブラックな職業に就いて「1日でどれだけ心を削られるか」と言う体験取材ならやってみたいと思う。
 しかし、そこに就職する事を余儀なくされ、就職したが最後、心がブッ壊れるまで働かされるとしたら、絶対に断る。
 戦争をリアルに体感するという事は、それ以上だ。
 相手を殺さなきゃいけない場面に出くわすかも知れない。
 自分や周囲の人間が殺されるかも知れない。あっさり死ねればまだマシかも知れない。
 大怪我で苦しんだ後に死ぬかも知れない。うっかり敗戦後の世界に生き残って、生き地獄を味わうかも知れない。
 そんな戦争を望むか?
 答えはノーだ。
 格闘技ファンの中でも、格闘技をやった経験のある奴は少ない。野球ファンが野球をやってるとは限らない以上に。
 ほとんどの人間は苦しいトレーニングも、痛い思いもしたくはないのだ。
 格闘技をやってる奴でさえ、苦しいトレーニングや殴られるのが好きって奴は少数派だろう。
 そんなもんだ。

 そして今現在、隣国が戦争中である。
 メディアは微妙に「戦争」という言葉を避けているように見受けられるが、こりゃ完全に「戦争状態」であろう。
 しかも、大方の予想は大きく覆された。
 「近代戦は短期間で終了する」と言われる。今回でそれが「終了する」のではなく「早期終了しなければならない」のだと思い知った。

 金が掛かりすぎるのだ。


 正直に言って、電撃戦で長くとも2週間以内に制圧できなかった事が、もはや敗北なのである。
 ワタクシはウ側がこれ程までに粘るとは夢にも思っていなかった。おそらく、世界中がそう思っていただろう。
 いや、正確に言うなら、


 ロ軍がこんなに
 ぐだぐだだとは、
 髪の毛1本分も
 想像しなかった。


 てか、コレを予想できたのって直接関係者ぐらいじゃねえの? マジでこんなコトになるなんて、誰一人予想できなかったと思ってる。
 コレは以前にも書いたが、戦争が長期化すれば、おそらく最終的にロ側が勝つだろう。しかし、長引けば長引くほど、戦争に勝つ旨味が抜け落ちる。
 現にもはや、勝つ旨味より、損害の方が大きくなっているのである。
 それどころか、長期化したところで、戦争にさえ勝てなくなって来ている。
 自分から仕掛けておいてこのザマだ。流石にコレはシャレにならない。

 以前にも書いたが、戦争はどう始めるか、どう勝つか、どう負けるかよりも、

 どう終わらせるか、である。


 その終着点がまるで見えなくなって来ているのだ。
 「諦めます。スンマセンでした」と引いたところで、賠償がとんでもない事になる。
 「今更引けない。勝つまでやる」と続けたところで国内の経済ボロボロ。国外との関係も悪い。

 そして、勝ったところでもはやロ側に旨味は残されていないのだ。それどころか、NATOが進軍する大義名分を得る。
 磨耗しきって、経済力も兵力も国力も落ちたら、格好の的になるだけだ。

 実際、この混乱をついて、アゼルバイジャンがロを攻撃し、ナゴルノ=カラバフ紛争が再燃しようとしている。
 残念だが、世界はそんなに優しくない。隙を見せたら毟り取るのが現実だ。ハゲタカが群がるのはビジネスや株式だけの話ではないのだから。

 そんな訳で、もはやロ側にとって「行くも地獄、戻るも地獄。留まるは更なる地獄」な状況になりつつあるのである。
 マシな道は大統領の首を持って「全部コイツが悪かったんです」と差し出すぐらいだろうか。


 ん?


 ロ大統領を暗殺したら、
 大統領の心臓停止の
 シグナルを受けて、
 戦略核が世界中に
 放たれるだって?


 バカ言っちゃいけません。


 それが真実なら、心筋梗塞で倒れた場合どうするんです? 脳卒中でもいい。人間なんて、いつ死ぬかわからない。
 そりゃ、保険として「俺が死んだら戦略核を全ブッな!」と言う命令が各将校たちに行くだろうが、それで本当に撃つとは限らない。撃つ可能性がないとは言わんが、報復を考えたら撃てないのが現実だろう。

 それよりも、ワタクシが恐れているのは、中国の動向である。
 どう言ったところで、世界の兵力や権力は欧米が握っていると言っても過言ではない。
 ロが砂上の楼閣と知れた今、欧米にとって最も厄介な存在は中国となるだろう。

 その中国が、どちらに加担するか、どちらに恩を売るか、これが相当大きな問題になると考えられるのだ。
 無論、傍観を決め込む可能性は高い。しかし、比較的親和性が高いロに対する処遇を見れば、いずれ欧米と敵対する可能性は低くない。
 欧米につけば、中国は更に力を手にするだろう。おそらくはこの道を取ると考えられる。しかし、中国も自分の立ち位置は理解しているだろうから、いずれ派手に敵対する可能性を考慮すると、必ずしもそうは言えない。


 1番の厄介は、ロと手を結ぶ可能性だ。


 おそらく世界の誰もが第三次世界大戦を望んではいない。だが、それを盾にして、ロに味方する可能性はないとは言えないのである。
 そしてそれは、まさに世界大戦の幕開けになる火種になりかねない。

 ってな話を、上島さんとしてたんですけど、上島さんが、


 「大統領のプーさんと、
 国家主席のプーさんが
 手を組んだら厄介よね」


 って言い出して、

 どっちも (´°Д°)」プーさん!?


 ってなって衝撃を受けている。


 ※ 国家主席の方は「くまのプーさん」に似てると言われてる。大統領の方は名前。


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 なお、この先にはちょっとしたワタクシの裏事情が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。