ようやくプペった。

　皆さん、こんにちは。作品と作者の人格や行いは、切り離して考えるべきだと考える、木賃もくちんふくよし(芸名)です。
　ただし、

　(´･Ａ･)」 西野○廣、
　お前だけは別なんだ。

　はい。そんな訳で西野亮○が大嫌いなワタクシですが、それでもワタクシには矜持がある。
　作品と作者は切り離して考えるべきだが、ここに関しては明確な回答を見つけた。

　(´･Д･)」 生きてる人間は別。

　クソみたいな犯罪者が生きてるうちは、例えその犯罪者の作品に興味が湧こうとも、犯罪者に資金提供してしまう事になる。
　作品が面白かろうと、それを面白いと評価する事は、現行の犯罪者を肯定する事になるのだ。
　だから、どれだけクソだろうと犯罪者であろうと、死ねば作品と作者は切り離して考えるべきだと言うのがワタクシの持論である。

　(´･Д･)」 西野は
　まだ生きてるから、
　その人格と作品を
　分ける必要はない。

　生きてて、まだ自分の感情をイラつかせる存在の作品を、正当に評価出来るほど聖人でもねえしな。
　ってな訳で、西野が生存している以上、作品を切り離して評価出来ないのは許容する事にする。

　だが、問題はそこじゃない。

　ワタクシは、作品に触れずして、その作品を貶す事を、西野以上に嫌っているのだ。
　わかりますか？

　西野以上に嫌いって、
　相当嫌いって事ですよ？

　だから、西野の作品を評価するには、西野の作品を観なきゃいけないけど、西野が嫌いだから作品を観たくない。

　(´･Д･)」 ってジレンマに
　陥ってしまいましてね？

　そう。西野の作品に金を払う事は、犯罪者に資金提供をするようなモンですよ。それはもはやテロに加担するも同然。
　正直に本音を言うと、

　(´°Д°)」 違法動画
　アップロードサイトで
　で視聴したいぐらい、
　１円も払いたくない。

　しかし、違法動画アップロードサイトは宜しくない。悪と戦うためには悪事に手を染める事も辞さない、なんてのはテロと変わらないのだ。

　だから、これまでワタクシは、プペってなかったのだ。

　動画配信サイトで観ればいいのだろうが、ワタクシは、

　(´°皿°)」 １円たりとも
　西野にだけは渡すな。

　と言う祖父の遺言を守らねばならないので、どうしても、

　(´･Д･)」 プペる事が
　出来なかったのである。

　だが、この度「密林最高」に落ちてきたって聞いたので、４人で観た。詳しくは知らないがカラオケの歌唱印税的に言うと、多分、１回の視聴で西野に入る金は１円にも満たないと思う。
　まあ、4人だから一人頭25銭ぐらいなら払ってやってもいいかな、という妥協点を見出せたので、観た。
　本音を言うと、

　(´･Д･)」 １時間41分の
　時給が欲しいぐらいだが。

　まあ、とにかく観た。

　(´･Д･)」 感想は、

　(´･∀･)」 特に
　何もありません。

　(´･∀･)」 未視聴の人は是非、観なくていいです。

　本当ならコレで終わりたいけど、それだとレビューにならない。
　なのでまあ、敢えて感想を言うなら、背景美術は綺麗です。綺麗なのでここだけは一見の価値アリ。そーゆー道に進みたい人なら、マジで観ておいて損はない。そこだけは褒められる。
　ですが、肝心の登場人物たちが背景に溶けてしまい、背景を見たい人以外にはオススメしません。

　あと、物語も演出も登場人物もどっかで見たことある感じなので、特筆すべき事はありません。
　あるとするならば、制作者泣かせのグリグリと動くカメラアングルなんかは興味深いんですが、ちっともハラハラしません。
　ワタクシはディズニーもジブリも、どっちかと言うと「嫌い」な方に分類されますが、それでもディズニーやジブリは、見え透いていてもハラハラさせてくれる演出がある。

　なお、ワタクシは割と強めの高所恐怖症なのだが、高所が舞台になるのに、ほとんど恐怖を覚えなかった。(ちょっとだけ感じたのは認める)

　そーゆー意味では、別に見所はない。

　物語的にもツッコミどころ満載だし、だからどーした？ ってお話だし、別に西野じゃなくても「ふ〜ん？」ぐらいの内容である。
　あ。異端審問の衣装とかは割と良かったかな。

　ただまあ、なんて言いますか、ワタクシが西野を蛇蝎のごとく嫌う理由は、西野のマルチ商法かよ！ってな論説を受け付けないからである。
　そして、プペってる最中に、

　(´°Д°)」拝金主義を辞め、
　米本位政策に戻るのだ！！

　みたいな話が出て来た時は腹を抱えて笑いました。

　てか、物々交換だと物が腐ったり、レート換算するのがややこしいから「貨幣」が登場した訳で、その貨幣が腐るんだったら米本位政策と変わらんのだわ。
　まあ、金を貯めて使わない奴がいるのが流通を滞らせる経済問題のひとつなんだけど、残念ながら現実世界で「金持ちに金を吐き出させて景気を上げる」ための一番の方法は、

　(´･Д･)」 治安を良くして
　政治情勢を安定させ、
　安心してもらうしかない。

　結局、人は色んな財産を持つと保身に走りやすい。保身ってのは詰まる所、不安の象徴なのよね。
　だから、国外と国内の政治情勢が安定し、治安が良くならないと「よーし、遊んじゃおう！」とはならんのよ。
　それを鎖国して思想弾圧し、米本位政策に戻す！って無理筋にもほどがある。いや、まあ、その政治体制が覆される物語ではあるんだけど、

　このえんとつ町は、
　何を生産してるの？

　とか「地上には植物がない」「海にも出られない」「炭鉱夫だらけ」「煙突だらけ」ってな話が出てくるけど、何を食ってんの？ とかツッコミどころが満載な訳ですよ。しかもその政治体制が250年も続いてるって。

　あとね？ これを言っちゃそれこそ終わりなんだろうけど、

　友達、友達って、
　さんざん友情を
　謳っておきながら、
　友情が存在してない
　ってオチは酷い。

　(´･Д･)」 なんてかーか、同性愛をテーマにした作品で、ラストに、コレは同性愛じゃなくて、ただの友情でした。って言うぐらいに酷い。

　逆に、同性同士の友情をテーマにしておいて、ラストでコレは同性愛でしたってオチでもいいんだけど、ホントに「なんだソレ？」ってなったわ。

　まあ、最後の最後に、父ちゃんが空に飛んでった瞬間には４人全員で大爆笑できたので、個人的には楽しめましたが。ええ。悪い意味で。
　あと、エンディング曲の「ハロハロ ハロウィン プペプペ プペル」って歌詞でも大爆笑を掻っ攫ったので、個人的には楽しめました。ええ。悪い意味で。

　(´･∀･)」

　(´･∀･)」

　(´･∀･)」

　(´･∀･)」

　(´･∀･)」 こりゃ次は
　「100日間生きたワニ」
　を観るしかねぇな！

　(´･∀･)」 うん。「100ワニ」なら「必殺！恐竜神父」の方が楽しめると思う。

　※ この記事はすべて無料で読めますが、西野なんかに届ける金があるなら、ワタクシに投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には次回予告ぐらいしか書かれてません。