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吉祥寺から檜原村まで41km歩いた話【長距離歩行第1弾】

2016年のゴールデンウィークにWayfaring初の長距離歩行企画として、吉祥寺駅から檜原村役場までの徒歩旅行を行いました。

この記事では、檜原村まで歩くことになったきっかけと、実際に歩いてみて感じたことをご紹介します。


1.データ

【出発地】東京都武蔵野市 吉祥寺駅
【目的地】東京都西多摩郡 檜原村役場
【歩行距離】41 km
【所要時間】11時間
【必要歩数】58,572歩(1歩は70cmで換算)

2.檜原村まで歩こうと思ったきっかけ

きっかけは些細なことでした。小学生のYくんは社会の授業中に地図帳を見ていると、ふとあることに気がつきました。

「東京に村があるんだ……!!」

その村の名前は「檜原村」。このときの驚きを忘れることなく(東京都島嶼部に村があることは後に知りましたが)、そのままYくんは大学生になりました。

Yくんは大学に入学し、ひとりの友達ができました。Dくんです。

彼は遠出が好きな元気な男の子。高校時代からいろんなところに歩いて行っていたYくんとDくんはすぐに意気投合しました。

今は無きふるふるシェイカーを探す旅(池袋〜新宿)に出たり、バイト先から家に歩いて話しながら帰ったり、2人は楽しく過ごしていました。

・・・

ある日、2人でDくんの家でモンテクリスト・サンドイッチを食べていると、遠出が好きなDくんがどえらい話を切り出しました。

「歩いて檜原村に行こう」

こうして2人は檜原村に歩いていくことになりました。

3.道中の苦難

出発は夜の7時。時間がかかることを見越して夜に出発することにしました。YくんとDくんは大学の講義を受けた後に吉祥寺のDくんの家に集合して、吉祥寺駅の南口から出発します。

短距離の歩きには慣れていたので、余裕綽々で話をしながら悠々と歩を進めていましたが、それも最初のうちだけでした。

出発から5時間くらい経ち、歩行距離は優に20キロを超えた八王子あたりで、足がズキズキと痛みはじめました。

「あと20kmも歩くのか……」

このときにはじめて長距離徒歩旅行の恐ろしさに気がつくのです。

折り返し地点の八王子駅で時間はすでに深夜12時。体はもうすでに悲鳴を上げていますが、引き返す電車もとっくに終電を過ぎてしまっています。

極限状態の中で、2人はある誓いを立てました。

「歩くことに関しては誰にも負けない」

残る気力を振り絞って、街頭の少ない暗い夜道を歩きました。

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4.ついに檜原村に到着

時刻は午前6時。朝日があたりを明るく照らしはじめた頃、目的地の檜原村役場に到着しました。

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心身ともにボロボロ、かと思いきやYくんは水切りでキャッキャとはしゃいでいるのであった

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5.まとめ

はじめての長距離歩行ということもあり、かなりハードな道程になりました。

辛いことばかり書いてしまいましたが、道中ではたくさんの素敵な景色に出会うことができ、苦しいながらも印象に残る思い出深い徒歩旅行になりました。

写真はインスタグラムにも上げているので併せてぜひご覧ください

そして何よりも、最後までやり切ったという達成感が目的地に着いてひとしおに感じられました

つらいことは喉元を過ぎればなんとやら。成功体験を得たわたしたちは、懲りずに次回の徒歩旅行を計画しはじめていたのでした……。

(長距離歩行第1弾 おわり)


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