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東洋哲学・陽明学入門

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2020年10月の記事一覧

知行合一の本体に復れ~東洋哲学・陽明学入門~【第6回京都えびす大学】

知行合一の本体に復れ~東洋哲学・陽明学入門~【第6回京都えびす大学】

2020年10月24日、~東洋哲学・陽明学入門~【第6回 京都えびす大学】を開催しました!

Zoom開催2回目となり、嬉しいことに、前回参加してくださった方が続けて今回も参加してくださいました^^

前回の様子はコチラ

今回のテーマは「知行」

他府県からの参加や、大学生の参加も増えて、ますます多種多様な方が集まってきました。それでも、大切にしている風景や世界観はとても重なっているように感じま

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なぜ、知行不合一が起こるのか?

なぜ、知行不合一が起こるのか?

「知行合一」の状態とは、思わずそうしてしまうこと、そうせずにはいられないことだという。「~しなければならない」と思ってするのではなく、頭で考えず、心と身体で反応する状態。

例えば、赤ちゃんに笑いかけられたら思わず微笑み返してしまうとか、美味しいご飯を食べて思わず美味しい~と言ってしまうとか。

一方で、人はみな「こうしたほうがいい」「こうしたい」と思っていることがあるのに「できない」ということが

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美しいものは宝物。

美しいものは宝物。

陽明学のメモ。王陽明は、37歳で左遷、クーデター討伐を命じられた40代を経て、50歳の頃に次のように言ったそうです。

「良知」とは、「舟を操るときの舵(羅針盤)」
「逆風が逆巻いて波が荒れ狂っていても、この舵柄が手中にあれば溺れたり沈没する危機を免れることができるであろう」
「中秋の名月がくもって見えないのが残念と思う心(中秋の名月が美しいと知っていること)」

先日、美山のイモ掘りで久しぶりに

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