我が身という弱さ

我が身可愛さに……という言葉は様々な場面で見られる言葉だ。
そこから脱却するには悟りを開くくらいしかないが誰でもできるわけでは無い。

利他的な行動は情けは人の為ならずという言葉の通り強さに繋がる。
利己的な行動はその逆の意味を持つ言葉なので弱さにつながりかねないと言うのはすぐに分かることだろう。

責任を自分で持つか他人に持たせるか。
これもまた同じことが言えるだろう。
保身に走る人ほど責任を負いたがらないものだ。
そしてそれは信頼を失うことにもつながる。
誰が好き好んでそんなことをするのか？
大多数の人間が気づかぬうちにそうしてしまっているのだ。わたしはそれを悪いこととは思わない。ただ幸せに生きるためには乗り越えた方が良い壁なのかな……と思う。

我が身を顧みず人のために取った行動は必ず心に充実感と後悔も負い目も無い感覚を与えてくれるだろう。それもまた幸せの一つの形なのだとわたしは考える。