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クラウドファンディングへの思い©にいがたショートストーリープロジェクト

こんばんは!にいがたショートストーリープロジェクト実行委員長の遠藤洋次郎です!
このマガジンでは実行委員長の頭の中の空想、妄想をいろいろと書き連ねていきます。

にいがたショートストーリープロジェクトクラウドファンディングがスタートしました。
書籍化に向けて具体的な道が見えてきましたね!

2000文字程度の短編小説を募集し、たくさんの作品が集まりました。
募集にあたっての条件は作品の中に”新潟のエッセンス”を盛り込むこと。
ジャンルは問いません!

詳しくは⇧のホームページをチェックしてみてください。

今回は、私の思いを長々と書き綴ってまいります(長文失礼)
最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ラジオが大好きだった少年時代

​いつもそばにラジオがある生活をしていた少年ようじろう。
パーソナリティのおしゃべりに笑ったり、共感したり。
最新の音楽やリクエストナンバーに音楽の楽しさを知り、そして、ラジオリスナーからのメッセージに耳を傾け、いつか自分もこのスピーカーの向こうの人になりたいという憧れを抱いていました。

その憧れは叶ったところもあったし、今も憧れていたり。

実は夜な夜なラジオにハガキを書いて送っていたりもして、自分のメッセージが読まれるか?じっとラジオに耳を傾けていました。

読まれたときは大興奮!
「紹介された!」
「ネタが採用された!」
「リクエストをかけてくれた!」

まぁ..、だいたいひとりでラジオを聴いていることが多かったんで、自分のラジオネームが読まれたときはひとりで小さくガッツポーズしてました。

メッセージが読まれることを期待して、カセットテープ(!!)に番組の録音をして。ずっと大事にしていたけど、引っ越しと一緒にどこか行っちゃったかな。
でも、あの放送回は神回!カセットテープは自分の宝物でした。

マイクの前でしゃべっていた時

そして、実際自分もスピーカーの向こう側、マイクに向かっておしゃべりをする立場に立った時に、たくさんのメッセージをいただきました。

その一つ一つのメッセージに目を通して。
でも、番組内では全部紹介することはできなくて、申しわけない気持ちにもなったり。

「田植えをしながら聴いています。もうひと頑張りしたいので、元気の出る曲をようじろうチョイスでお願いします!」
なんてメッセージが届いて、
「よし、じゃあこの曲を届けよう!」
そんなやり取りがとても楽しい。

届くといいな…響いてくれるといいな…そう思いながら、ディレクターさんたちと放送中にやり取りをして、ADさんをレコード室に走らせたものでした。

でも生放送中に届いたメッセージは、キープしておくことができない。
プリントアウトした紙も破棄しなければならないし、メールサーバーも限界があるから古いメールは消去。

このメッセージは取っておきたいなと言うものもあったし、最終回を迎えた番組のメッセージは、実は段ボール箱の中にキープしてある。いつか開けてもう一度読み返してみたいな...と思っているけど、まだ開けてない。

そんな時ふと、少年時代のラジオリスナーだったころを思い出し、
「そう言えば昔、ラジオ番組に集まったネタをまとめた本ってあったよな…タモリさんとかウッチャンナンチャンのラジオのとか。買って読んでた…」

リスナーさんから届いた『なんかステキなメッセージ』
これを取っておくことはできないものかな?
そんなことをモヤモヤと思いながら、ラジオの日々を過ごしていました。

届いたメッセージを残すことはできないか?

ラジオでのその思いはカタチになることはなかったけれども、あるとき読んでいたポールオースターの『ナショナル・ショートストーリー・プロジェクト』なる本。
これは、ラジオのリスナーから実際に起こったウソのようなホントの話を募集しまとめたもので、短いお話がちりばめられています。

どうだろう?
短いお話を募集して紹介する…
そういうサイトを立ち上げて、募集していくのもいいけど、例えば印刷会社の人に話してみて、紙の本として残していく。とか?

「いやぁ、でも本にするってお金もかかるし、そう言った本が欲しいとか、買いたいとかいう人いる?」

これは自分の思いとして胸の奥にしまっておこう…
そう思っていたところ、なんたることか!地元の印刷会社の野崎さんが、
「ようじろうさん…なにか新潟の活性化になるようなことしませんか?」
と声をかけて来てくれたじゃありませんか!

野崎さん!!ありがとうございます!!!

野崎さんも新しい会社を興したばかりで、いろいろな情報発信をしていきたい。できればそれが地域の盛り上がりにつながれば!ならば、
「一緒に農作業してみる?(私が農家をやっていたので)」
「コラム書いてみましょうか?」
などと話し合いを進めていった中で、恐る恐る…
「あのぅ…新潟を題材にした短編小説を集めて、本をつくるってのはどうでしょう?」
と口にしてみたところ、
「あ、それおもしろいですね!やってみましょう!」
の二つ返事。

「言ってみるもんだ!」
そんなわけで、にいがたショートストーリープロジェクトを進めることとなったのでした。

いろんな不安

小説とやらは集まってくるんだろうか?
しかも新潟のエッセンスを盛り込んでって、どうなの?
書籍化まですすめられるんだろうか?
経費は?お金はどうしたらいいんだろうか?

など、まぁこの辺の不安は今でも渦巻いているのですが。
実際はじめてみたらたくさんのステキな物語が集まってきたし、これだけのステキな作品が集まれば作品集が作れる!とプロジェクトのメンバーも一安心。

でも、作品集として本を作ることは一つの通過点であって、この本を通してたくさんの人の目に触れること、たくさんの人の耳に届くこと。
そしてその活動が、ずっとずっと続いていくこと。
これが、にいがたショートストーリープロジェクトの目指すところ。

もちろん、物語の舞台になった新潟の名所に足を運んでくれたり、創作のネタ探しに新潟を旅してもらえれば、それは地域の活性化につながっていくのかもしれないけれども、それは派生的なもので。

小説を書いたり読んだりすることで、新潟に住む人には新たな地域のお宝発見になればいいなと思うし、新潟県外の人たちがちょっとでも新潟と言う場所に興味、関心を持ってもらえれば、プロジェクトとしてはやったね!という感じ。

新潟はいいところなんですよ。ホントに。

今回のクラウドファンディングについて

書籍化することで儲けようという気は…もちろんありますが、私の場合は先にあげたメッセージ(このプロジェクトで言うと短編の物語)を残したい。
そしてそれを多くの人に届けたい!と言うもの。

今回のクラウドファンディングでは、出来上がった作品集を県内の図書館や学校の図書室、公共施設にお届けすることを目的としています。

より多くの人に届けるために、そう言った施設の目の届くところ、手の取れるところに置いてもらって、気軽に読んで楽しめるそんな作品集にしていきたい。

たくさんの支援をいただけたら、それだけ多くの施設に置くことができる。
たくさんの人に読んでもらえたら、たくさんの人がもっともっと新潟を好きになってくれる!

まずは一度、ホームページに載っている素敵な作品の数々に目を通してみてください。
そして、この思いにちょっとでも共感していただけたら、ご支援のほどよろしくお願いします。

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