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選択した世界で景色は変わる

昨日は、高校生の次男の新人大会がありました。

小学校から中学まで運動はしているけど、万年ベンチ。
もともと体を動かす事が好きじゃない子。
だったら音楽も好きだし、軽音部とか文系の部活を選択すればいいのに。
なぜかまた運動部に入部したから不思議。
昔からやる気もあるのかないのか。とにかくマイペース。
親としては歯がゆい時期もあったけど、
これはもうしょうがない。性格ですね。


レギュラーに昇格?

そんな万年補欠だった息子ですが、
ついに!ついに!レギュラーに選ばれました!
私が知らないだけで頑張ってたんだね。息子!
今までの苦労がやっと報われたね!(少々おおげさですが…)
当の本人は、あたりまえって態度。(なんやこいつ調子乗ってるな)

あまりうれしそうでない理由。
そうだよね。
部員がギリギリだもんね。一人でも欠ければ、試合出場も危うい笑
しかも経験者が3人、あとは全員初心者だ。
それでも息子の晴れ舞台。観に行きたかったけど、頑なに拒否する息子。
私が行っては集中できないはずだ。ここは息子の意思を尊重しよう。


帰宅後、息子に聞いてみた。
「試合どうだったー?」
「ん?3点決めたー。」
「すごいじゃん!」
「…。」
(なんや、どんどん天狗なっとるなコイツ)
「うれしくないの?」
「たぶん、対戦相手、手抜いてた。」
「どういうこと?」
「50対5」
「…。」
笑いをこらえるのに必死だった(母として最低だ笑)

「でも、監督がみんなに俺の動きを見習えって言ってた。」
「すごいじゃん。」
「だって誰も動かないし。」
(しぶしぶ動いたような言い方するな。)


息子よ。すごいじゃないか。
いままで万年補欠で、もっと動け!と監督から言われていた君が、
レギュラーになり、しかもみんなの手本となっているじゃないか!
強豪校であれば、おそらくベンチ、いやベンチにも入れていたかな。
こんなお褒めの言葉、頂けなかったはずだ。

「じゃ、次からはあんたがチームを引っ張っていかないとね。」
「いやだ。動くのめんどくさい。」
「…。」
なんで運動部に入った??


自分が選択した世界で、見える景色は変わる。不思議…。

と思ったのは私だけ?








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