くらげ

働く40代オンナ:6日目

先日久々の焼き菓子作りが大失敗したので今日出かける前にリベンジしたるという意気込みで午前中にマフィン焼く。今回は生地はレシピ忠実に中に入れるジャムの味を少しアレンジ(マンゴージャムにシナモンパウダーをまぜてみる)してみた。生地自体は優等生に焼けたが、中のジャムが底に漏れるという失態を犯す。一番最初に生地をいれたときに少なかったのが原因。次回は気を付けよう・・。こんな繰り返し。


ヘビーすぎる週末最後の日。副業の取材と称して一緒にやっているT君と上野から始まり、原宿、三軒茶屋と一日かけて巡る。途中、休憩で休日の「日中のおビール」を少々いただいたが、それはガソリン。原宿の取材までの待ち時間が長かったので今後の取材対象を下見した。勿論日曜日なので人はわんさかいる。人と人の間をぬって歩くのも結構疲れるもんだ。原宿は渋谷、神宮前、表参道、青山側と範囲は広く、路地裏にイケてる店があったりするので粘り強く徒歩でいかないといけない。だらだら喋りながら歩いていたので大丈夫かなと思いきや、三軒茶屋に来た時にすでに13000歩も歩いていて地上に出る田園都市線の階段を上りきったところで死ぬかと思った。T君は自分の一回り下なので元気満載な感じで足取り軽く、これから何なら高円寺いきますか!的な迷惑なノリさえ垣間見えた。今回の取材はイケてる古着屋である。自分もT君も以前同じブランド古着屋で一緒に働いていたので“ イケてる ”とは何ぞやというのを暗黙の了解で分かっている。それはすでに看板のデザインとか入口の雰囲気で「あ、ここ見ようよ」とか「うー、これは入っちゃいけないやつ」な感じとか感性が少し似ていてとても楽である。そんな感じできゃいきゃいと神宮前の裏道とか原宿は他の街に比べてつぶつぶティー(タピオカティー)の脅威がハンパないね、などの世間話をしながら歩き回っていたらすぐにでもアスファルトに寝たいぐらい疲労感が増していた。

上野の古着屋で取材中、古着大好きなので一応くまなく商品を見ていいのがないか物色していたら以前から欲しくて欲しくてどういう古着屋で探していいか分からなくアメリカに行かないと手に入らないのではないかぐらいにほぼ諦めていた海外の病院に勤める看護師の作業着(トップス)が大量にその店にはあった。だいたいブルー、グレー、グリーンが多くブラックなんてほぼないに等しいのにそこにひっそりと1点だけいたのである。震える手でそっとその商品を手に取り、「どうせサイズがすごい小さいとか汚れがひどいとかなんでしょ?」と自分の期待に自分が裏切られないように心構えをしていたら、なんということでしょう!ひどい汚れもなく、色あせもすくなく、何より一番欲しかった半袖の長さが着用したときに肘にくるぐらいのサイズ(XLぐらい)でそれを自分に合わせた姿見を三度見するぐらい理想的だった。取材ということを完全に忘れ、上野の古着屋なんてプライベートでくることなんてない場所で夢のブツに会えるなんて!!!!と泣きそうになる。店員さんにその感動を伝えたいと勝手に「こ、これ去年からずっと欲しかったんですよー!!!本当にありがとうございます。買います買います」と早口でまくし立てていた。そして店員さんは優しく微笑んで「良かったですね」といってくれた。嗚呼!ここに楽園はあったのだ。


外に出て人としゃべり、自分の目で見て良し悪しを決めて、そして手にとって感じることは大切だよね、とT君と御徒町から原宿までのJRの中で語った。そういうことを一回り下、T君にとっては一回り上のお互いに何の気兼ねもなく話せることができるのは本当に良い人に出会えたと思った。嗜好が真逆なのがタマにキズだが、それで仲良くなれるならホンモノなんだよね!


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