【日曜に想う】ネット炎上防止の処方箋とは
メンタリストのDaiGoさんが炎上していますね。
詳細は省きますが、こういう思想の持ち主って、一定数いると思うんですよ。
もちろん「許される発言ではない」ことは明白で、我々がここから学ぶべきは、SNS時代において「直接の発信者となることの怖さ」でしょう。
私が約10年在籍した某全国紙の編集部は当時、新卒の3割が東大京大という超頭脳集団でした。
その秀才集団においてすら、時には信じられないような誤字・脱字、事実誤認をやらかすものです。
それを、デスク、整理部、校閲部、紙面委員、編集長といった「客観的な目」によってある程度、未然に防げていたのが現実でした。
今や幼稚園児ですら全世界に発信できる時代となりましたが、その発言の正しさと安全性に絶対の自信と責任を持てる人はどれほどいるでしょうか?
先に挙げた、炎上防止装置として機能する「客観的な目」を通して発信するのが一番ですが、時間的・金銭的コストがそれを許さないでしょう。
せめてもの処方箋は「自分を過信しないこと」です。
「自分は好き勝手にやったら問題発言をしてしまうかもしれない」という謙虚な思いで、一つ一つ丁寧に言葉を紡ぐことです。
それが、一億総SNS時代の発信者に求められる「正しい努力」なのではないでしょうか。
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