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広告と民主主義。 もしくは お買い物と投票。

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広告業界マーケティング屋として33年生きてきた。日々取り組んできた課題は「人の選択行動」にどう影響を与えるか。その難しさに途方に暮れたまま、広告の世界からは身を引くことに。その「…
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『「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル』渡邉雅子(著) いやもう歴史的…

『「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル』 2023/9/26 渡邉 雅子 (著) ◆Amazo…

原 正樹
6日前
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昨夜(8/17)、再放送されていたNHK BS「パクス・ヒュマーナ 〜平和という“奇跡”〜」(…

昨夜、再放送されていたNHK BS 「パクス・ヒュマーナ 〜平和という“奇跡”〜」 (初回放送日は…

原 正樹
7日前
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2024パリ五輪 柔道競技・観戦しながら感想分析などFacebookに投稿した長文転載。その…

オリンピック真っ最中。イスラエル選手は柔道で男女とも強い。上位にたくさん進出して、今回は…

原 正樹
3週間前
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大河ドラマ『光る君へ』はわりと真面目に政治について描いているということ。政治とは…

現代の日本政治を論じた先日書いたnoteの最後の部分。 そう、現代政治を考えながら「光る君へ…

原 正樹
1か月前
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「虎に翼」新潟篇「地元有力者、裏で手打ち」を見た後に、「ETV特集 膨張と忘却 …

たまたまね、今日の「虎に翼」と、これを続けて見ちゃったんだよね。ETV特集、今年の3月にオン…

原 正樹
1か月前
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「虎に翼」を見ていて仕事時代のことを思い出した隠居老人の昔ばなし。「お言葉ですが…

 先日(7/9)の「虎に翼」を見ていて、仕事時代に感じていたモヤモヤというか、なぜ完全に仕事…

原 正樹
1か月前
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自分の頭で、自分の言葉で一から考えるシリーズ。民主主義について。選挙について。都知事選のことは直接は論じません。

 選挙になるたびに選挙に行かない投票しない人の意見というか気持ちとして、「政治についてよく分からないから、私みたいによく分かっていない人間が、なんとなくの印象とかで投票したりしないほうがいいんじゃないか。」ということを言う人が、知人でもいるしツイッターやFacebookでもそういう声は散見する。  そういうとき、「いや、わからなくても選挙に行って投票していいんだよ」とこれまでいろんなところで書いたり言ったりしてきたのだが、それってなんでいいんだろう。本当にいいんだろうか。どう

『社会学をはじめる――複雑さを生きる技法 』(宮内泰介 (著) 広告マーケティングの…

『社会学をはじめる ――複雑さを生きる技法 』 (ちくまプリマー新書 460) 新書 – 2024/6…

原 正樹
1か月前
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『人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造』熊代 亨 (著) いや、薄いんだけど新書な…

『人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造』 (ハヤカワ新書) 新書 – 2024/2/21 熊代 亨 (著…

原 正樹
2か月前
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NHK 「BSスペシャル欲望の資本主義2024 ニッポンのカイシャと生産性の謎」2024年1月11…

ここから僕の感想  なんだけどさ。僕が完全に隠居ジジイになったせいなんだろうな、ひとっ…

原 正樹
7か月前
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保守主義と日本の国柄についての私的な考察。保守論客対談「2024日本の課題とあるべき…

昨夜のBSフジ・プライムニュースは、「2024日本の課題とあるべき日本人論 櫻井よしこ×先﨑彰…

原 正樹
7か月前
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『戦争と交渉の経済学: 人はなぜ戦うのか』 クリストファー・ブラットマン (著), 神…

『戦争と交渉の経済学: 人はなぜ戦うのか』 2023/7/7 クリストファー・ブラットマン (著), 神…

原 正樹
7か月前
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『永遠の0』⇒(「アルキメデスの大戦」)⇒『ゴジラ-1.0』における「反戦・生命重視・…

 『ゴジラ-1.0』を観たのをきっかけに、映画『永遠の0』と『アルキメデスの大戦』も見直して…

原 正樹
8か月前
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『ゴジラ-1.0』、山崎監督は1964年生まれ、僕は1963年生まれ、戦争も戦後の混乱も知らず、物心ついたのは高度成長真っただ中世代である。そういう世代が戦争を描くことの困難と問題について。

『ゴジラ-1.0』について、おそらく長くなる感想を書きます。  友人たちの評価はおおむね好意的だったし、米国でもヒットしているということだし、しかし、なんだか腰が上がらずにいました。そろそろ観ないとなあと思っているところに、Facebook友人、中島先生が、四方田犬彦氏の辛口批評をシェアしていて、なるほど、といろいろ腑に落ちたのだが、観もしないでわかったつもりになるのはいかんなあと、今、行ってきたきたところ。  まずは四方田氏の批評を読んでもらうのがいいとおもうのだが、勝