家族4人、0LDK住んでみた　#13

前回のお話はコチラ

今までは自宅の話をしていましたが、ちょっと幅を広げて、不動産業界全体への提言というか、苦言について書いていきます。ただ、私自身は不動産業界にいるわけではなく、イチユーザーとしてのコメントをしちゃいます。

よく、「自宅は買うか？借りるか？」という対立軸で語られることが多いけど、この問題について、本来であれば家庭の事情も就業体制も違うのだから、一律に語れないはず。でもね。不動産のフリーペーパーを見ると、いつの時代でも「今が買い時！」って書いてあるのよ。。。

逆に「今はやめとけ！」みたいな記事は全然見たことはない。（そりゃそうだよね。自社の物件を売らない広告なんてありえないからwww）

ユーザー側もそれに乗せられちゃっている部分もあるし、私なんか乗せられすぎて3件も不動産を買っちゃった経験ある。
埼玉にある実家は24歳の時にローン組んで買ったし（完済済み）、あとは西新井のマンションを購入し、1年で海外転勤になって手放し、そして今の中古マンションを購入した。もう、典型的に乗せられちゃった人ですよ！

そんな乗せられちゃった人だから言える。「家は所有欲が高い人が買えばいい！」という事。

正直、住むだけであれば賃貸でも全然かまわない。新婚時も賃貸だし、タイ赴任時、赴任からの帰国時も賃貸だった。それで苦労していたか？というとまったく苦労はしていなかったし、今の時代は借りている人の方が権利主張できるし、総コスト（固定資産税や各種設備のメンテナンス費）を考えると、賃貸の方が面倒が少ない。

何より、先が見えない世の中、自分の収入だって先が見えなくなっている中で35年もローンを払うのは非常にリスキー！

なので、「普通に住処を欲しい人は賃貸オススメ」です。でもね、人間、それだけじゃないでしょ？なんか所有しているだけで安心、とか、自分だけの独自の生活がしたいとか、、、そういう人は「もう、ユー、購入しちゃないよ」です。

つまり、買うも借りるも、結局「自分が一番何を大事にしたいか？」をよく考えて欲しいのです。決してフリーペーパーの「今が買い時！」に乗せられるのではなく、自分の頭で考え抜いて、買うか借りるかを選んでほしいな、、、と思います。

なんで、こんな熱弁をふるうかというと、自分自身が固定概念に縛られたくない人間のくせに、家を3回も買ってしまった愚か者だからです！(笑)

皆さんは私のように広告に騙されず、自分にあった居住空間を確保してくださいね。

次回は、新築間取りにモノ申してみようと思います。