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大人の読書感想文:越境思考

2022年は「月刊・沢渡あまね」といっても過言ではないほど、沢渡あまねさんの新刊ラッシュが続いています。
ご本人の自己紹介では必ず「沢が渡ると書いて沢渡あまねでございます。作家・物書きをしています」ということで、まさに本業多忙とでもいうべきことですね。ファンとしては非常にありがたいことです。

今回は読書感想文とは書きつつも、私自身が考える「越境」の在り方と、「企業」のとらえ方について自分の考えを綴りたいと思います。

読書感想文の名を借りた自分語りじゃん!と言われそうですが、まさにその通りです。(笑)
お暇なお方はお付き合いください。

沢渡あまねさんについては、こちらをご参照を!

あ、あと、書籍について興味ある方はこちらもチェック!
※イベントは4/22なのでnote見たときに終了していたらゴメンナサイ


いきなり一度に変われない♪

相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」の節で覚えていただけると幸いです。(なんのこっちゃwww)

そう、こういう組織の中の働き方の本を見るような人の大半が「うちの会社、古臭くて変化が必要なんだよな、、、世の中ではDXとか言っている、当社も変わる必要があるはず、、、」なんて思いをもって、沢渡さんの書籍を手に取っていることだと思います。かつての私もそうでした。

でもね、自分の会社の中で風土改革を進めてみてわかったのですが、改革への思いが強いと強いほど、自社への想いが強いと強いほど、焦りがでてしまい、「あれもこれも」となって、結局何も進まない、、、てなことになりがちです。

特に会社の制度や風土を変えるなんて、一人の力ではできないものです。社内で仲間を作ったり、みんなが参加しやすい環境を作ることが一番だな~と実際にやってみた結果として実感しています。

そんな中、この本にもあるような「部署の垣根を超えた越境体験」みたいな、社内でも軋轢なくできるような小さな一歩、これを実際にやってみるだけでも変化のきっかけはできると確信しています。

なので、まずはスタートラインのハードルをギリギリまで下げて、最初の一歩を踏み出せるような取り組みをすることをお勧めします。

焦りそうになった時は、夢見る少女じゃいられないの節で「いきなり、一度に、変われないっ♪」と心の中で歌ってみてください。


最初に踊る人になろう!

そして、ビジネスパーソンなら見たことはあるであろう、デレク・シヴァーズのTEDの講演。まさにあれです。「まずは最初に動く人がいる」ということ。

その後のフォロワーシップの在り方とか、リーダシップについてのコメントがよく入っているけど、私個人としては、そんな御託を並べるよりも「まずは始めようぜ!」の気概が重要なのかな?と思ってます。

沢渡さんご自身も書籍の中で「サラリーマン時代から勝手にワーケーションをしていました」と書いている通り、社則で決まっているから、とか、上司が許してくれない。ではなく、まずはグレーゾーンのギリギリでもよいから最初にやっちまいませんか?

そう、ワーケーションなら「在宅勤務です」と言い張って、地方都市に行って仕事をしてみるとか、、、(ま、出張精算はできないので、自腹になっちゃうでしょうけどね。)

それでも、最初の一人やってみて、その良さを実感できれば、会社を説得するにしても言葉の重みが違ってくると思います。だって、反対する方は「やったこともない事」に反対しているけど、提案するこっちは「やってみた結果」で説得するのですから、どっちが説得力があるかは明白でしょう!

まずは、動いてみる!考えるのは後からでも大丈夫です。
(責任持てないけど、たぶん、、、www)


多様性を認めない事を受け入れる多様性

ある程度、社内の風土が変わろうとするときに忘れてほしくないことがあります。それは、「変わりたくない人の方が多い」という事。

おそらく実際にワーケーションに行くとわかると思いますし、沢渡さんも本書で書いてありますが、地方都市ほど口では「ワーケーション歓迎」といっているものの、実際には排他的なマインドのままだったりします。

つまり、多くの人間は「変わりたくない」というマインドを持っている人の方が圧倒的多数派で、本書を手にするような「変わりたい」というマインドを持っている人の方が少数派だということです。

実はわたくし、つい最近までこのことを知りませんでした。とあるウェビナーに出たときに、この事実を知ることになりました。まさに「越境による気づき」ですね。

ウェビナーをチョイスするときも、案外自分の中でフィルタリングをしてしまい、自分の見たいものだけ選んでいたのかもしれません。あえて自分が参加しないであろうウェビナーや、コミュニティーに参加してみる。それこそが越境で知ることができる醍醐味なのかもしれません。

このあたりの法則はマーケティングの世界などでよく使われる「パレートの法則」がまんま当てはまるような気がしてます。

あ、あとついでにいうと「変わりたくない最後の2割」ほど、攻撃的に変革先導者にあたってきますので、心が折れないようにしてくださいね。あくまで「最後の2割」なんで、多くの人はそうでないはずですから、、、


企業を捨て、街に出よう!

と、ココまで社内変革者を後押しするようなことばかりを書いたのですが、やってみると「どうしても超えられない壁」があるときもありますよね?

例えば、家族経営のワンマン社長で絶対に変わらない人事評価を持つ企業、とか、合議制で一人の一存では変えられない意思決定が遅い企業、とか、既存事業が順風満帆で変化自体がリスクである企業、とか、、、

「変われない」ではなく「変わる必要がない」「変わりたくない」という企業は世の中にゴマンとあると思います。

そんな企業の中にいて変革を進めるのは、「変革気質がある、あなた」という貴重なリソースを無駄に使っていることになります。そう、それは人類として大きな損失です。

とはいえ、自分の姿は一番見えないもの。同じように自分が所属している企業も、実は見えていないと思います。

できれば、↓下で紹介したようなコミュニティーに参加し、「自分や自社がおかれている立ち位置」を客観的に知ってみてください。

そして、あなたが「変わらないもの」へ全力注いでいることがわかったら、ぜひ転職をしてください。あなたのリソースが人類として無駄に消費されちゃいますから!


ま、いろいろ書きましたが、自分もまだ社内風土改革は道半ばです。うまくいっていることもありますが、失敗も多いです。

成功事例も失敗事例も、シェアすることで日本企業がよりよくなると、私は信じておりますので、もし、「企業変革」に取り組まれている方がいらしたら、ぜひともFacebookやTwitterでつながってください。

そして、日本をより良い方向に変えていきましょう!

(やっぱり、読書感想文ではなく、自分語りになっちゃったwww)


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