見出し画像

家族4人、0LDK住んでみた #04

前回のお話はコチラ

さて、前回は部屋のレイアウトとして、斬新な「0LDK」という発想が浮かんだというお話。
でも、正直、区切りのない部屋で生活するって、あんまり想像はつかないですよね?

うちの家族の場合、タイで2LDK、日本に帰ってきて1LDKという「部屋の数が段々と少なくなる」という経験があるので、ほかの家庭より心の準備ができていたのかもしれませんが、考えると実際に住むでは別次元。

そこで、大きな一部屋に家族全員が住む、という実績がないかとネットで情報を漁ってみたら、結構事例が出てくる、出てくる、、、

まぁ、ネットだけ見てれば、そりゃカッコよくも見えますよ。そんなもん、実際住んだら、ちゃうでしょ?
、、、と思わずに、我が家の場合はすっかり騙されちゃいました。(笑)


そんな憧れだけで設計図を起こして、無料の3次元間取りツールを使って、憧れの0LDKを作ってみたのだけど、なんか違う。。。

そう、実際に生活する場面を想像すると、収納がなかったり、布団を敷いて眠るにしても、布団を収納する場所がない!

という事で、間取り図をウンウン言いながら悩んで書くこと数十パターン、やっと思いつきました。

「寝る場所と収納を3次元的に重ねちゃえばいいじゃない?」

そうです。なんとマンションの中に「ロフト構造」を取り入れたのです。考えてみれば、部屋はすべて天井高を一定にしなければならないのは建築基準法で決まっていて、リノベーションであれば、どのように使おうが家主の勝手というわけです。

(ちなみに建築基準法では2.1m以上という決まりがあります。)


このロフト構造は思った以上に子供たちに大うけ!しかも、このロフト下の収納スペースになる予定だった空間は、コロナ禍で緊急在宅勤務を余儀なくされた私の書斎に急展開されるのでした。(現在は長女の勉強スペース)

工事中の写真ですが、これがマンション内ロフトスペース

ただ、これでは家族4人が同時にくつろぐ、と言ってもなかなか個人の空間はとれません。子供たちが成長したら、なかなか心安らぐスペースは無いかもしれない。。。とも考えましたが、今度は別の軸で空間を分けることにしました。そして、これまた長女の一言で気が付きました。

「パパ、どうせ外出ばかりで帰ってこないから、部屋無くてもいーじゃん」

がーん!!!ショックなコメントでしたが、まぁ、言われてみればそう。会社で残業するのはモチロンのこと、定時に帰れる日でも、異業種交流会に行ったり、一人で居酒屋に行ったりする毎日。平日はまともに帰ってくることはありませんでした。

そうか、住む時間を変えれば、空間は有効活用できるかも、、、ということで、うまく居住空間をシェアできるのではないか?ということで、最終的に決まったのがコチラの間取り。

これが0LDKの最終系!

いやー、ほんとに苦労しました。このデザインを考えるのに、、、
リフォームを担当してくれた住友不動産の担当者にも「こりゃ素人が考える間取りじゃないですね。。。」と言わしめた自信作です。(えっへん!)

でもこれ、リビングは広いですが、モノを置くスペースって、皆無ですよね?荷物はどうしているの?と御思いでしょう。

では、次回はそのあたりを書いていこうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?