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大人の読書感想文:SaaS時代のDX

kindle版を買って、すぐ読み、感動し、今、更に書籍版をポチってしまいました!そんぐらいの驚きと感動でした!!(そして今日、書籍版が届いてた。早っ!)

ちょっと文体がおかしくなっているかも知れませんが、私にとってはそんくらいの衝撃がある本でした。

と、いうことで、あんまりにもテンション上がっているので、読んでいる方のためにはならないとは思いますが、思いのたけをいつものように綴っていきます。

あ、ちなみに読書感想文なんで、内容にはあまり触れていない事を予めご了承ください。


私も情報システム部門長として、日々悩んでいるのは「SaaSを導入したけど、使わない人たちへの啓蒙活動をどうするか?」というもの。この書籍はまさに私のような人間には福音にも一つの解を与えてくれました。

それは「短いけれど、小説風」に説明してくれた第一章。この、わかりやすさ+ストーリー性、まさに『コレだ!』という感覚でした。

私のように社内の啓蒙活動をしている人は、肌身で感じている事だと思いますが、会社の中で発信をしても、社内掲示板も自分に関係あるものしか見ないし、社内SNSも文章が多いと読みはしない。その代わり、見る人は文章の本質ではなく、てにをはチェックばかりしてくる。。。

そう、まずは「読ませる」という段階になるだけで大変なんですよね、、、

その一つの解が「ストーリー」ということ。そして、もう一つの良いところが「ちょっと先の未来」というところ。この「手を伸ばせば届きそう」な感覚が他人事のストーリーから、自分ごとのストーリーに変えてくれるんですよね〜


そう、変革の第一歩って、「自分ごと」だとの思ってるんです。まずは、自分の中で何かが変わること。

そのうち、自分からアクションを起こし、半径5mの部分から改善を始めていく、そのあと、組織全体の改革に繋がっていく、更には会社自体の在り様、いまのビジネス全体への変革に繋がっている。。。全ては全部が繋がっている。と私は思うんですよね〜。

一人の心の持ちようが会社全体に変化を伝播させる。

まずは個人の心の持ち方の変化。これがないと、「現状維持」のほうが楽に決まってますからね。その先に部署ごとの「改善」が始まる。
更にその先の事業自体の「改革」があり、会社もしくは既存の事業構造自体の「変革」に繋がる。。。

そう、いくらトップダウンで「変革」や「改革」を推し進めようとも、メンバーシップ型雇用の会社では、人の心が追いつかないだけ。(そりゃ、どこかの異論を認めない独裁的な企業では別でしょうけど)

なので、個々人が変化を恐れず、部門がコツコツと改善を繰り返し行えるマインドセットがある、という土壌の上で、改革や変革は成立すると私は思ってます。


そういう意味合いでも、最初にわかりやすく、手が届きそうな未来像を示す。これこそがSaaS時代のDXの魅せ方なんじゃないか?と強く思いました。

ぜひとも、社内変革に困っている皆さん。社内にツールを導入したけど浸透に苦慮している情シス部門の方に読んで欲しい一冊です。

あ、ちなみに第一章だけでも漫画化できないですかね?これ、漫画化したら読まれる率が10倍以上に跳ね上がるような気がしてます。


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