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可愛いを言える私は誰より可愛いんだぜ

ごきげんよう。わらわです。
今回は、アラサー男の私が女性に片足まで突っ込んだが、2歩目で火傷した話。

1. 婦人服との出会い

私は夏が基本的に嫌いだ。
冬生まれだからか、寒い方が得意だからだ。
寒いのはたくさん着込めば解決できるが、暑いからと言って、布を減らすには限度がある。

そもそも、私は肌をあまり露出させたくないから、出来るだけ長袖長ズボンを着たい。

冷房の効いた部屋で食べる鍋のように矛盾しているが、長袖は暑すぎたら袖をまくることができる。しかし、半袖は勝手に延びない。
私にとって長袖は、大が小を兼ねている。

しかし、長ズボンはどうか。
まくれるにしても、せいぜいくるぶしあたりまで。半ズボンくらいまでまくることは物理的に不可能だろう。できたとしても、膝がポン・デ・リングみたいになりそう。

長ズボンは暑くて履いてられないが、半ズボンはもっと嫌なんだよな…。
そんなことを考えていた時。

ワイドパンツとかいうやつがあるではないか。
二股に分かれたスカートみたいな、ズボンって言い張ればズボンって言えそうなやつ。

当時の私に婦人服を1人で物色する勇気はなく、彼女に付き添ってもらいながら、いやこれプレゼントなんで〜みたいなノリでワイドパンツを買った。
デザインも、男が履いてもなるべく気にならないものにした。

これが一年前の出来事。私と婦人服の出会いである。実は会社にも婦人服着ていってたのよね。

2. 殻を破り、衣を纏う

ここから一気に、時は3日前まで飛ぶ。
私は衝動的に、自分はどこまで可愛くなれるのか?試してみたくなった。

化粧品やら服やら買い漁った。今回は1人で。

真似してみたい男性諸君。
ポイントは、最大限真剣な目つきで選ぶこと。
残念ながら、オシャレは女性の聖域だ。
生半可な覚悟で踏み込むと、視線の業火に焼き尽くされる。

降りかかる火の粉をくぐり抜け、私は思いつく限り買ってきた。
熱が冷めても後悔しないよう、買ったのはDAISOと800円くらいの服がほとんどだ。
唯一大枚叩いたウィッグは、色が派手すぎてコスプレ感がやべぇ。なんでやねん。

そして今日。
私はワイドパンツだしバレへんやろ、とストッキングを履いて街に出た。

3. 可愛いを知る

誰も別に気づかない。くるぶしの辺りしか見えてないし、当たり前だ。
なんなら、自分の方がやけに他人の足元が気になって、エスカレーターで前にいた人の足めっちゃ見てた。
片足にバンテージまいてたおじさん。お早めの快復をワイは祈っているぞ。

そう。別に私がストッキングを履いたところで、世界は何も変わらない。変わるのは私の内面だけだ。

しかし。
なるほど、世にいる女性の足元はこんな感覚だったのね。
世界は変わらずとも、私の視界は確実に広がった。

それと、こっちはまだまだ勉強中だが、昨日は夜なべしてメイクの動画を見ていた。
まず、スキンケアに対するこれまでの意識の低さを痛感させられた。
顔の汚れを落とすにも、クレンジングと洗顔って、流派が2つあるんだと。

うわっ…私の肌、汚すぎ…?

私にはまだメイクをする資格はなかった。
スキンケアがんばりまーす。

とはいえ、アイメイクは道具を買ってしまったので、一通り動画を見て、流石に眠すぎて寝た。

AM4:00。夜更かしは美容の大敵らしい。
今日の肌を犠牲に、明日の肌の磨き方を学んだ。

それにしても、プロの解説動画ってすごい。
なんとなく各工程でやろうとしていることまでは分かった。
しかしこれ、極めると何者にでもなれる魔法なんだろうけど、準備めっちゃ大変ですね…。

たしかに、可愛いはつくれそうだった。
同時に、ローマは1日にしてならず、だった。

4. 結び

可愛い可愛いって言って、本当は自分が可愛いって言われたいんでしょ?

だからなんだ。
私は可愛いに決まっているだろう。
こんだけ色々やってんだから。
今日はちょっと眉毛がヘン?
私が本気出したら大変なことになるから、今日は手加減しただけですけど。

私はそんな可愛くないしな…と悩んでいるお方。

生きろ。そなたは美しい。私の次に。ガハハ。

本日は以上です。読んでくださり、ありがとうございました。

今日の気づき(¥110)

ストッキング履いても思ったより暑くなかったけど、下からの冷房の風めっちゃ寒くないか?
ワイやっぱ寒いのも苦手だわ。




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