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予定だけある年末

自分で買うことはないけれど、SNSの広告で出てくるアドベントカレンダーを眺めるのが大好きだ。例えば、ウェッジウッドのやつ。見つめていると吸い込まれるようなブルーがとても魅力的で、でもなんですかねこのお値段は。


こ、こ、こ、こ、紅茶のやつなら買えるもんね。とはいえなんですかねこのお値段は。買える人がうらやましい。


さて、今年の12月は、逆アドベントカレンダーといいますか、窓を開けてなにか素敵なものが手に入るのではなくて、毎日、その日にこなすべき予定だけがそこには詰まっております。お歳暮にタスクの詰め合わせセットなどいらんのだが。


ぶちぶち言ってても仕方ないので、タスクの中でも楽しそうなやつ。

今年のクリスマスケーキはこれを作る予定。黒い森ケーキ。材料は揃えた。でも、ジェノワーズを焼いたことがないので、本当にちゃんとできるか不安。

シュバルツと聞くと技術屋としてはシュバルツシルト半径を思い出して盛り上がるのだが、微妙に縁起が悪く、焼きあがったジェノワーズが重力崩壊してぺしょんとならないか心配である。クソ重力め。

ま、多分、大丈夫だろ。

とりあえずお酒(キルシュワッサーというらしい)を多めに入れとこうっと。


もう一つ、明石書店から先月刊行されたノンバイナリーを読み終わった。朝夕の通勤の電車の中で、毎日、真剣に読んでた。

この本には30人のノンバイナリーのそれぞれの物語が記されている。物語から得られたことはたくさんあって、本当に救われた。そして、なにより自分がノンバイナリーであることを心の底から確信できた(心当たりのあるエピソードが満載だった)。確信するまでにおよそ2年の月日を要したが、この本がなければもっと時間がかかっていたかもしれない。明石書店の皆さま、本当にありがとう。

それでもって、noteに自分の物語をきちんと記す意志を固めることができた。時間がかかりそうなので年が開けてしまうかもしれないが、これが最も大切なタスクである。


とりあえず、今週末は換気扇の掃除が私を待っている。
アルカリ電解水をぶちまけて加水分解しまくる予定だ。