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幸せにできない3 母との関係の続き

元夫との離婚を経て

新しいパートナーとの間に
付き合いはじめのころに子どもを授かった。


だけど、
産めなかった。

育てていけるお金がなかった。
つわりが辛すぎた。

私には子どもを守れる気力も体力もなにもかもなくて、
パートナーとも苦しんで悩んで
中絶を選んだ。

母には妊娠したことも
中絶したことも言えずに1年が経った。


母との関係を
以前書いたけど、

この記事に書いたみたいに
私をお金をかけて育てたのに
孫の顔も見せられなくて
私は何も返せれてないと思った。


この前実家に帰ったときに、
勇気を出して、
子どもを諦めたことを話した。

孫に会わせられなくてごめんと。
でもどうしても無理だったと。


怖かった。


母に
呆れられて
怒られて
悲しませて
見放されるかと思った。


だけど、
母から言われたのは

そっかぁ、大変だったね。
働きながら妊娠して育てるのは大変だよ。

と淡々と言われた。

母は怒りも悲しみも見せずに
私の話を聞いてくれた。

私が自分の家に帰るときには、
いつものように
ご飯をたくさん持たせてくれた。
パートナーとも仲良くやりなさいよと
送り出してくれた。

私は、愛されてた。
母は見返りなんて求めてなかった。


自ら空に帰した子どもは、
私の中の母への罪悪感を溶かしてくれた。

命を失ってからなお、
私の背中を押してくれた子どもを今でも想う。
忘れることもないと思う。

今日は実家の天気は警報が出るくらい
大雨らしい。

この記事を書き終わったら
母に電話をかけよう。

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