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690-女性のエイジングと髪の毛

女性の見た目の老化で、顔のシミやシワはもちろん気になるところですが、髪の毛のボリュームって、とても響く気がします。

何が原因で髪が少なくなってしまうのか。タバコを吸っていても、髪がフサフサな方もいれば、ちゃんと健康的な生活をしていても、薄くなってしまう方もいらっしゃいます。

でもやはり全体的に言えるのは、血流だと思います。

頭皮の問題を抱えてクリニックにいらっしゃる方で多い訴えは、頭皮の痒み、髪が抜ける。この2つです。

頭皮がかゆい方は、頭皮の炎症、乾燥が多く、炎症の代表的なものは毛のう炎です。乾燥はアトピー性皮膚炎や湿疹があります。また、ウエットなフケのようになるものは、脂漏性皮膚炎であることが多いです。

髪が薄くなる場合、髪が細くなり、全体にボリュームが落ちてきます。分け目がハッキリしたり、頭皮の輪郭が透けて見えたりします。また円形脱毛ですと、1部が一斉に抜けてしまい、抜けた部分の頭皮がツルツルして違和感があったりします。

日本人は、1平方センチメートルに250本位の髪の毛が生えています。1日に0.3ミリ位伸びて、年間ですと11センチ位伸びる計算になります。

薄毛の対策としては、何よりも頭皮の血流を良くすることが大事です。体中の血管は、年齢とともに老化しますので、血管の弾力性が下がり血流が悪くなります。

頭皮ですと、頭皮の毛根に栄養が行きにくくなります。

年齢とともに、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下しますから、更年期あたりから髪のボリュームが下がり細くなってくるのは、当然と言えば当然なのです。

エストロゲンを増やす食事としては、大豆イソフラボン、ざくろ、またホルモン療法などがあります。また、年齢とともにストレスも増えていくので、自律神経のバランスが崩れることで、血管が収縮して血流が悪くなることが原因になることもあります。

治療としてはまず、ブラッシングを薦めています。シャンプー前の予洗い、シャンプーの時のマッサージ、ドライヤーの当て方、その辺を気をつけていくことがまず大事です。

クリニックでできることとしては、皮膚のビタミンの投与と、PRPによる毛母細胞(もうぼさいぼう)を活性化する治療になるかと思います。

私のクリニック目白
院長 平田 雅子

私のクリニック目白 | 豊島区にある皮膚を通して全身を診る女性のためのクリニック。JR山手線目白駅から徒歩1分。皮膚科、美容皮膚科、内科・アレルギー科、PRP、フォトRF、アートメイク、エムセラ(尿漏れ治療)、高濃度ビタミンC点滴、美容注射、遅延型アレルギー検査、腸内フローラ検査、微細がん検診、心療内科・カウンセリング。女性医師がお話をよく伺って診察いたします。患者さまご本人の希望を反映しながら、自分らしく過ごせるようにライフデザインするのが「ライフデザインドクター」の務めと考えています。2003年の開業時より女性医療と美容医療を提供しております。美しい皮膚は、日々の健康から。 豊島区にある皮膚を通して全身を診る女性のためのクリニック。JR山手線目白駅から徒歩1分。皮膚科、美容皮膚科、内科・アレルギ www.watashino.jp