クラスに必ず不登校児が出る先生,私には可愛げが無かった
可愛げって何だろうか。とにかくあの時の私は可愛げを求めて苦悩していた。
中高六年間、私の学年団にいた斉藤先生は女の子っぽい先生だった。女性だから女の子っぽいのは当たり前かもしれないが、そういう女性らしさではない。授業道具を持ち歩くカバンにアンパンマンのキーホルダーを5,6個ちゃらちゃらつけたり、教室にぬいぐるみを飾ったり、体育祭の写真をデコって教室の後ろの壁に貼ったり、生徒の集合写真を手帳の表紙に見えるようにはさんだり、といった若干生徒への媚びを含んだ「女の子っぽい可愛らし