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法律士業、人事のための相談応対シリーズ1弾 「法律士業、人事が相談業務でやってはいけない7つの応答」その⑤

法律士業、人事のための相談応対シリーズ1弾。
「法律士業、人事が相談業務でやってはいけない7つの応答」その⑤です

「そんなのあなただけす」

これは相談に来た方が最もがっかりする応答でしょう。
確かに法律士業の方は経験豊富。なので顧問として「ほかの企業と比べて顧問先様はこの状態です」と言うことができます。

「ご心配のようですが、ほかの会社と同じです」「他の企業と比べて優れていますね」と言うとトップがほっとしたり。「いやあ、社長、、ちょっと頑張らないとですね・・」と、言わなくてはいけないケースもあります。

コンサル業が板についていると、どうしても「診断」する癖があります。
しかし、相談では「診断」はなるべく控えてください。


<理由>
① 相談者は「自分の話」をしたいのです。「他人との比較」は不要です
日本はコミュニティーから出される、ということにまだ敏感な方が多いように感じます。「あなただけが違う」といわれるのはただでさえ心を痛めている相談者にさらに鞭を打ってしまいます


<対策>
ほかでもない相談に来た人の話は唯一無二のストーリー。最後まで伴走し「診断」も「評価」もしない
②賛成できない、と感じても「話す場所と時間を与えることは必要」と知る
(続く)


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