つまり会社の人事のやることは③
Q:話をしていても方向がズレてしまう、空中戦のようになる労働者がいます。どのように対応すればよいでしょうか?
A:
① 可視化
エクセルなど使って 表を書き、 会社が求めていることと 当該 従業員が 実際やってることの違いを対比し、「ここは達していません」と可視化して本人に見せることです
言語による やり取り というのが非常に苦手という方もいますので 、視覚に訴え 、そして 客観的な 表によって本人に伝えるということ が有効だと思われます。
② 会話を録音すること
ああいうつもりだった、 こういうつもりだった ということで、 言語情報のみですと認識のずれが出てしまいます。
録音は 、本人の承諾なしに録音しても民事上の 証拠ということでは成り立ちますが 、それではょっと怖いと言うようでしたら「後々、 齟齬が出ないように 録音します」 と断って録音するのももちろんありです。
③ 本人へのアプローチに徹する
親が登場する、などの場面はひるんでしまうこともあります
一方、会社が契約してるのは 従業員 本人なので 親を入れると相当ややこしくなります。 毅然と“本人”と対応することが肝要です。
④
仮に攻撃的な言動となったら 人事は 説明や反応をせず 「そう思うんですね」「 そうお感じになるんですね 」とだけ答えます。
これは相手に反応してないわけではないが 、中身について言及していない という非常に薄い返しになります。
<1>会社としてはきちんと対応している という 形は取れますし 、<2>この従業員の相手をしている社長やその他の人たちの気持ちが疲弊しない、と いう2つの 機能がある 伝え返しということになります。
(つづく)
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