見出し画像

それぞれの悔しさ、それぞれの再出発。横浜F・マリノスは足を止めず、這い上がる「この悔しさは忘れちゃいけない」

※この記事は単体でもご購入いただけますが、月に3本以上お読みになる場合は定期購読の方がお得です。

※有料部分の記事本文やコメントの転載、スクリーンショットによるSNS上への投稿、掲載している写真の二次利用、誹謗中傷につながるコメントはご遠慮ください。確認した場合、削除を要請するなどの措置を取らせていただきます。


それぞれがACL決勝で抱いた「悔しさ」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦の激闘からおよそ2日が経ち、横浜F・マリノスの選手たちはそれぞれの想いをSNSに投稿し始めている。

 キャプテンの喜田拓也をはじめ、一発退場となったポープウィリアムや終盤に痛恨のミスで失点に絡んだ白坂楓馬らの言葉からは、懸命に前を向こうとする彼らの意志の強さを感じた。だが、「前を向こう」「切り替えよう」と言うのは簡単でも、実際にはとてつもなく難しい。アジア王者になるチャンスを目前で逃した直後ならば、なおさらだ。

 2日経って、改めて試合後の選手たちのコメントを読み返している。ポープの退場により前半終了間際に数的不利となり、ハーフタイム明けから途中出場した榊原彗悟はこう言っていた。

ここから先は

2,879字 / 8画像

¥ 300