辞めたいな…と、思っている諸君。今すぐ辞めなさい。

美容師の仕事をしていると、頻繁に遭遇する場面。

それは『辞めたい』という相談。

 

店長や管理職をすればするほど遭遇しますよね。

 

 

組織にいたときも本人のことを一生懸命考えていました

しかし本心は、サロンの体制のことも考えて、引き留めたりすることが多かったです。

 

今回は『辞めたいなら、すぐに辞めなよ』という話し。

 

捉え方によっては「退社を助長する」と思われますが、否定はしません。

そういう内容ではありません。

 

 

【結論から】

 

辞めたくて辞めることができない。

辞めたいけど行動に出せない。

 

このような状態を続けるなら『すぐにでも辞めるべき』

 

なぜなら、仕事はどこでも、どのような形でもできる。

経験がないから判断できないだけであって、経験している人間からすれば、どこでも、どのような形でも仕事はできます。

 

迷っていたり、我慢している時間がもったいない。

それならばいっそスッキリ次に向かう方が人生を謳歌できる。

 

 

【いまだに根深い一意専心のマインド】

 

まずは前提として、最初に勤めたところに人生を捧げる生き方。

一意専心という考え。

 

使用者や先輩にこの考えが強く定着しているのか、退職することや転職することを、悪いこととしています。

 

もちろん一意専心で働くことの美しさも理解しています。しかし人に求めてはいけない。ここを共有したい。

 

人それぞれの価値観の現代では、副業、転職。様々な働き方が、様々な人生観の現れだと考えています。

 

人生を謳歌するために、様々な職歴を経て人生を豊かにする人もいるというわけです。

 

実際、ボクも3つのサロンに勤め。別の会社の取締役になり。取締役を降りてからは、4つの仕事同時に、自由に仕事しています。

 

いまだに「何屋？」とか「定職につかないでよくやるねー」とか揶揄されます。

 

古いなーと思いつつも、一意専心が正義と考えている人と議論すると宗教戦争に発展するので、いつもスルーしています。

 

【仕事の位置付け】

 

比較的美容師に多いのが「美容師やるために生きている」人が多いですよね。

 

ここも決して悪いわけでも、共感できないわけでもありません。

 

ボクは「楽しく生きるために美容師を選んだ」わけなので、美容師が人生のセンターピンではありません。

 

単純に生き方の軸の置き方の違いなだけです。

 

「楽しく生きていく」がセンターピンで美容師がテキトーとかではありません。

楽しく生きるために、楽しく時間を使える仕事「美容師」を選んだわけです。

 

ボクを知る人は「美容師やるために生きている」とボクを捉える方がほとんどですが、若手の頃から違います。

ボクは若手の頃から「楽しく生きる」ために美容師を選んだわけです。

 

その代わり、やると決めたらとことんのタイプなので、めちゃくちゃ努力しました。

多分、そこを「美容師のために生きている人」と判断されていると思います。

 

 

 

【これを前提に】

 

最近は心が頑張れなくなって「仕事場に行こうとすると気持ち悪くなってしまう」、

「仕事を考えると急に具合が悪くなる」人が多いですよね。

 

それでもサロンはやめさせてくれず、我慢して働いている人は多いと思います。

 

気持ちが頑張れなくなったら「すぐに辞めた方がいい」

 

そのサロンで働き続けるためにアナタは生きているのでしょうか？

 

絶対に違います。

 

限られた人生を、後悔なく、めちゃくちゃ楽しむために生きているわけですよね。

我慢して続けて、体と心を壊したら大変です。そうならないためにも早く辞める方がいいと感じます。

 

我慢する前に辞めるといいです。

全然、悪いことではありませんよ。

 

 

【辞めたいな〜という君へ】

 

辞めたいなら辞めなさい。

 

シンプルにこれです。

 

大丈夫、お金は稼げます。仕事をすればお金は稼げます。

前職で稼いでいた給料と変わらないくらいは稼げます。

 

それよりも給料が欲しいから辞めるのは、考えが甘いです。自分が稼げる額は自分の実力と比例しています。美容師なら尚更です。

 

お客様が仕事の評価をするので、アナタにこれ以上は払いたくないと判断したら、それ以上は稼げません。

 

自分の実力通りにお金を稼ぐことができます。

 

後から戻らないのは「時間」です。やりたいことがあるのに。我慢して続ける。

２度と戻らない時間が消費されてしまいます。お金は後から稼ぐことができます。

 

我慢を続けるのは「時間」がどんどん消えていきます。

時間は２度と戻らないので、お金より貴重なリソースです。

 

 

【辞める前に自分の棚卸し】

 

辞める前に自分自身のキャリアの棚卸しをするといいですよ。

 

本当に次の仕事で結果が出せるのか。

 

今より心も人間性も、お給料も豊かになることができるのか。

 

ここの判断は「社内スキル」ではなく、持ち運びできるスキルがあるか。

ここの判断です。

 

美容師ならファンとの繋がり。ファンの数。

場所を変えても通用する技術や集客力。

 

他の職業と違い、転職すると給料が上がることはまずありません。他の職業だと、転職しながら給料をあげていく人がいます。転職のイメージはそこから来ているのかもしれません。

 

次の職場なら…。

 

まず通用しませんよ。安心してください。

 

環境に答えを求める人は、転職したところとて本質を理解していないので通用しません。

自分探しの旅はどこに行っても終わりを迎えません。

 

今あるスキルや経験を次に活かすから転職です。

横飛びの転職は履歴書を汚す（社会的な信頼を失う）だけです。

 

自身のスキルと経験を活かすステージに転職するのが縦飛びの転職。

 

コレ以外にはありません。

 

 

【どーすれば】

 

今の環境で「結果」を出しましたか？

成功、失敗含めたくさんの「結末」を迎え、受け入れましたか？

 

途中で投げ出していませんか？

 

一つの結末を迎え、受け入れ、答えを出した人が、実績や経験を持っていると思います。

 

我慢は時間がもったいないと書きましたが、自分自身の仕事に責任を持ちやりきってない人は、我慢とかどうのとかはありません。

 

それならばさっさと退社すればいいと感じます。どこに行っても同じです。

 

残されたサロンのメンバーは「代謝」がよくなり、次にいいスタッフが入社してきますよ。

 

 

【結末を持っているスタッフは】

 

結末を持っているスタッフは、今の仕事の範囲では自分を表現できない。

もっと大きな挑戦をしたい！

 

このような思いの中、今の仕事を続けていると思います。

 

その時間がもったいないと感じます。

どんどんチャレンジするべきです。

 

今まで結果を出そうとしてきたノウハウが、足りないくらい発揮されますよ。

「もっと積み上げておくべきだったー」

と嘆くくらい毎日が充実します。

 

なんせ自分がやりたいことですから。

 

我慢していた時間がもったいなかったなぁ〜

と、感じるくらい充実するはずです。

 

 

 

【まとめると】

 

辞めたくて辞めることができない。

辞めたいけど行動に出せない。

 

このような状態を続けるなら『すぐにでも辞めるべき』

 

なぜなら、仕事はどこでも、どのような形でもできる。

経験がないから判断できないだけであって、経験している人間からすれば、どこでも、どのような形でも仕事はできます。

 

迷っていたり、我慢している時間がもったいない。

それならばいっそスッキリ次に向かう方が人生を謳歌できる。

 

お金はいつでも後から稼ぐことができます。

時間だけは取り戻すことができません。

 

だからこそ、我慢して働くことに生きるより、楽しく生きるために仕事を選んだ方が圧倒的にいいと感じます。

 

人が嫌がることをするから仕事。お金がもらえるという意見にも同意しますが、わざわざ我慢することを選ぶ必要はありません。

 

お金を稼ぐという結果が一緒なら、プロセスを選べばいいわけですよね。

 

 

 

 

 みんなの日常のヒントになれば。







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池田わたる





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