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【業界予測】頼まれてもいないけど、勝手に業界予測。

年度末に近づき、決算の時期ですね。

 

こういう時期は、年度の反省や今後の未来予測の話しになりますよね。

 

 

今回は、美容業界を勝手に予測。

誰も望んでいないけど、勝手に予測。

 

 



 
 

 

【結論から】

 

美容室の店舗数は2020年も、増加していました。

またしても過去最高の軒数に。

 

業務効率や経営効率が悪くなるほど出店し、増えた美容業界は再編が訪れる。

しかも超高齢化。この二つを直撃する美容業界は、店舗数の減少が始まると途端にフェーズが変わるものと考える。

 

その時に選ばれるサロンになるための準備は怠らない。

いかに選ばれるサロンになるかが重要。

 

 

【高齢化と再編】

 

美容業界に訪れる未来予測は「高齢化と再編」です。

結構当たり前の内容ですが、これが目の前に迫ってきていると感じます。

 

サインは「美容室の軒数の減少」。ここから再編のフェーズに入ります。

どの業界でも叫ばれる「高齢化と再編」当たり前ですが、美容業界でも起きると思います。

真新しい情報ではないですが、ついに目の前にきた感じがします。

2020年の美容室の軒数は、過去最高の25万7千軒。

未だ増え続けています。

 

しかし薄くのびた業界のシェアは、急激に減る人口の波を直撃されてしまうように思います。当然ながら、さらに激しいシェアの取り合いがおきます。

店舗ビジネスで、飽和するくらいの出店。業務効率や経営の効率が悪くなるほど店舗が増え続けた美容業界は、確実に再編が起きます。

 

なんら面白みのある内容ではないですが、確実に数年内に到来します。5年以上とかではなく、数年。2025年問題と一緒に到来するような感覚です。

 

【再編は集約となる】

 

高齢化で大変なのは、サロンにいらっしゃるお客様だけではなく、経営者にも直撃です。サロン経営者も高齢化に入り、サロンを閉じるようになります。そして、徐々に軒数は減少し、集約されていきます。

 

集約のされ方も、体力(資本)のある大手を中心として集約化されていきます。

 

大手はさらに強い打ち手を講じ、逆に個人店はさらに集客に苦戦、そして何より求人が苦しくなります。

 

集客サイトで顧客を囲い込む、高額の上位プラン。

組織を利用した、全国的な求人。

 

個人の店舗はかなり苦しくなりそうでうす。

 

 

【だからこそ、サービス提供者を好きになってもらう】

 

このように薄く伸びた業界に、高齢化による人口減少。

美容業界も他の業界と同じく、再編を余儀なくされます。

 

ただ、その他大勢のサロンと同じような道を進むのか、自分たちのサロンは業界やその他大勢のサロンと別の運命を辿るのか。

今からやらないと別の道を進むことができない。今からでも確実に取りに行く。

 

別の道を歩むためには「サービス提供者」を好きになってもらう。

ズバリこれに尽きる。

 

擦られ倒した内容ですが、これしか重要な気がする。

 

美容師全員が発信できて、集客できる。この当たり前の時代に、未だに個人SNSと顧客のつながりを嫌がる経営者。これはその他大勢の道を歩ます。

 

今やHPB(ホットペッパービューティ)は、検索機能から「予約ツール」になっています。

HPBで美容室探しをする人は一定数いるが、美容室の検索は今後はさらにグーグル、インスタ、ティックトックに移行していく。

 

つまりHPBは「予約ツール」でしかない。

 

未だに10年〜数年前の感覚でHPBを位置付けていては、再編の波に大きくのまれるだけだと思う。美容室の検索は、今はもう変わってしまっている。

 

そうなると検索は「サロン」から「個人」にフェーズが変わっている。

すでに当たり前のことだが、まだまだのようなのでブログにしている。

 

個人を検索して、個人にファンがつく。ここを改めてサービスのデザインが必要になる。

 

サロンはいかにスタッフが好きになってもらうかの舞台であり、サロンのためにスタッフが活躍することではない。

スタッフを好きになってもらう施策を常に打ち続け、選ばれる存在になるべきだと確信している。

 

スタッフを好きになってもらう内容のブログは、ちょくちょくあげているのでぜひご覧になってください。

 

サービス提供者を好きになってもらうことで、安売りの争いから離れられる。顧客のサイクル、単価が上がっていき、VIP客に成長する。

 

そもそも、情報が共有されている今では、技術力がブランドになることは極めて低い。

 

【個人ではなく、個人としてのチーム】

 

個人が発信して、個人が集客する。ここは本質的で事実なのだが、その美容師たちが全くのゼロから自由に働くかというと、そうではないと考えています。

つまり、個人で発信集客もするけど、集客やリスクを背負うことはしたくない。

ここのニーズはさらに高まると思っています。

 

つまり、業務委託サロンやシェアサロン。

ここの選択肢は確実に増えていきます。

 

ベテラン美容室オーナーが嫌いなビジネスモデル。

業務委託やシェアサロンを否定するオーナーは多い。

 

しかしここが若く、バリバリの現役スタイリストを理解できていないポイントです。

 

若いスタイリストほど、自由な働き方、シフトが柔軟で休みが取れる。かつ高収入。

ここに流れている。この流れを苦々しく見ている経営者が多いが実際、業務委託サロンやシェアサロンの経営者は比較的若く、ベテラン経営者であっても、従業員はかなり若い。

 

単純に若ければ、若い美容師が入ってきやすいし、若いスタイリストはまだまだバリバリ働きます。

 

ある業務委託サロンの従業員データでは(複数回答)

「なぜ、自社を選んだのか」の回答

①働く時間が自由 約80%

②報酬が高い 約60%

に加え、ママにとって働きやすいか?そこのサロンのママ美容師の回答が、約92%のママ美容師が「働きやすい」と回答。

 

正社員が全てなんて全く思われていない。

 

とにかく、自由と収入。ここの条件を軸にサロンを選んでいます。

もちろん「作るデザインが好き」や「撮影があるから」という理由もあるが、かなり少数でありそのようなサロンは極一部。メディア露出がブランドの一部になったサロン。このぐらいのレベルだと感じる。

 

20年や15年前は、確かにそのようなサロンの選び方であったが、美容室が乱立し、情報が共有される世の中ではサロンの選び方が圧倒的に変化している。

 

 

話を戻して、個人が自由に働けても全てが自由だと困る。

ここが正直な人間の考えだと思う。

 

正社員は休み取りにくいし、給料は上がらないし。

だからと言って独立はハードル高いし、フリーランスは正直、食べていけるか不安。

 

そこに業務委託サロン。さらにはシェアサロンというビジネスモデルがはまっているのだと思う。

 

全くの自由はいらないけど、束縛されない程度の自由。そしてある程度の高報酬。

 

正社員雇用のビジネスモデルには未だ存在しないのではないでしょうか。

逆にそこの問題解決するとブレイクスルーするのかもしれませんね。

ある程度、条件が揃った環境で働きたい人は、時代が代わろうとも存在し続けますよね。正社員雇用は当分の間、本流であり大多数であることは間違いない。

 

しかし、徐々に美容師のトレンドは変化しつつあることは、サロン側の経営者は覚えておかなければならない。

 

 

【まとめると】

 

勝手に頼まれてもいないけど、業界予測。

 

薄く広がった美容業界は、効率の悪さからと超高齢化の直撃を受け、再編と集約へ。生き残るサロンは「選ばれるサービス提供者がいるか」。

 

個人が発信と集客ができるから、検索と予約機能は別になった。

そこの位置付けを間違えないように。

SNSからの予約ツールを持つ美容師がさらに強くなる。

そのためには「アナタじゃなきゃ、ダメ」(サービス提供者を好きになってもらう)の美容師になる。

 

その美容師自体のトレンドは、より「自由」と「高収入」。

特に自由(選択的に仕事ができる、休みがとれる)に働くことが可能になったサロンは、人が集まり再編と集約でも関係なく、乗り切るのだと思う。

 

 

年々増え続けた美容室。1店舗の効率が悪くなるほど、シェアは間延びしている。そこに超高齢化の波。業界の再編と集約は、すぐそこに来ている。手を打つのは今が最後ではないか。

 

 

 

 みんなの日常のヒントになれば。

 

 

 

 

 

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池田わたる

 

 

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