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【給与】美容室の本質的な危険を理解してますか??

運営するシェアサロンでは、ゲームで学ぶ!美容室の経営。マネジメントゲームを通じて美容室のビジネスモデルや美容室の経営を学ぶ機会を設けております。

ボクがインスタラクターなので、常時開催できるようになっています。

シェアサロンで経営の勉強ができるインフラは他にないと感じます。

ご入居の皆さまは、法人や個人でお仕事をされているので「お仕事の成果の最大化」や「今後のビジネスチャンス、その後の展開」に向けたヒントになる勉強会を設けております。

マネジメントゲームのプレイ中にも感じることのできる、とても重要な考え方を今回はブログにしておきます。

【結論から】

人が辞めることが、サロンにとって大きな損失である。

人が辞めない環境を作る。

人が辞めてもすぐに入ってくる環境を作る。

なぜならば、人がいなくなり「売上の上がらない時期がある方が損失」であるから。

人が辞めて人を育て、入れ替えが現場ではとにかく大変である。

つまり「給与を高くし、人が辞めない環境を作る」ことが非常に重要である。

新しい人に投資をするのではなく「今いる人に投資をするから新しい人に投資ができる」この順番である。

【仕事を選ぶ上での重要な要素】

仕事とお金の話をすると「銭ゲバだー」とか「お金のことしか考えてない」と必ず批判を受けます。

みんな、お金のことを考えているクセに。。。といつも思います。

ボクのスタンスは「仕事=お金」は当然だと考えています。

もちろん、仕事はお金が全てではないですが「綺麗な言葉」でふわっと取り込む卑怯な手段は嫌いです。

雇用されている人は「仕事はお金じゃない」と綺麗な言葉を使えますが、自らビジネスをしている側からしたら「何を寝ぼけたこと言ってんだよ」と思います。

自ら商売をしている人は「お金じゃない」なんて議論になりません。

あまりも当たり前の話をしているので、議論をする気にすらなりません。

仕事で稼いだお金はアナタの未来の選択肢を増やし、アナタが応援する企業や、応援する人のサービス提供を支え、アナタの家族を支える国の経済の一部になっているわけです。

仕事=お金じゃないなら、ボランティアで無償の行いをすればいいと感じます。

【話は雇用主】

話を本題に戻すと「釣った魚には餌をあげない」サロンが意外と多いと感じます。

「ゴーイングコンサーン」ですから、サロンが長く続くことが重要なので、美容師からの歩合をとることでサロン運営が継続的に行われます。

その歩合を多く取り、私腹を肥やす美容室経営者が多いですよね。

美容室経営者も昔は社員で、勤め先の給与が低いと文句を言っていた人が多くいます。しかし、独立してみると「勤め先と同じような給与体系」をしている経営者が後を断ちません。貧乏の再生産です。

サロンオーナーはこんなに儲かるんだぞ!とゲレンデ乗り回し、わかりやすい「成功のアウトプット」を行います。俺みたいになれ!と言いつつも「独立は嫌がる…」美容室経営者が多いのも事実です。

【本質的な投資をご存知で?】

人が辞めることへの大きな「損失」をご存知だろうか。。

マネジメントゲームでは、プレイ中に「スタイリスト退社」というリスクが生じます。

途端にお客様を集客するチカラ、
お客様を仕上げる客数の減少、、
そこから固定費率が高まり利益の減少、、、

スタイリスト一人の退社によるサロン運営の傾きが顕著に表れます。

サロンの重要な投資は「人が辞めない環境づくり」だということです。

そんなことは知ってるよ!!と声が聞こえてきます。

しかし、いいえ!わかってません。。。と反論します。

本質的な「人が辞めない環境は、シンプルに『給与が高い』こと」です。

【給与が高いと】

なぜ、人が辞めない環境が「給料が高い」ということなのでしょうか?

批判されることは承知しています。

そこでこのように説明します。

「仕事のやりがいや、楽しみは『生活の安定』から」です。

そこからです。人の気持ちが安定すれば、仕事に打ち込みやすくなるでしょう。

自主的に動く人も出てくるでしょう。

それが「働きやすい環境」の一部であることは事実です。

感謝に溢れている。当たり前ではない謙虚な空気。素晴らしいと感じます。しかし、仕事で集まったメンバーに対して「お金じゃない、感謝」はずるいです。

また、給与が高いと「人が辞めない」そして「辞めても人が入ってくる」わけです。

経営者は、会社の利益を気にしています。そうですよね。

人がいない期間に月間70万〜100万売り上げが上がらない。。。

しかし固定費は同じまま。。。

固定比率が高まり利益を圧迫します。

年間に均すとかなり大きな損失です。

美容室の利益は「スタッフが売り上げた売り上げ」から出てきます。

人が辞めることで美容室にとっては大きな損失です。

金銭面(売り上げ)の部分もですが、そのスタッフが持っているナレッジ(そのスタッフが持っている情報、付加価値のある経験や知見)の流出。。。

ここも大きな損失になります。

実損では売り上げがダウン。。。見えない損失では「付加価値のある経験や知見」です。

【給与は社員を繋ぎ止めておくお金】

あくまでもボクの価値観ですが「給与」とは「人を会社に繋ぎ止めておく代金」です。まさに「代金」。代わりのお金です。

そのスタッフが大きく売り上げを挙げられる。
そのスタッフに積み上がったナレッジ。。

これらを会社が「買い物」しているわけです。

それらは繋ぎ止めておく代金として給与となります。

そのスタッフが抜けることで実損、ナレッジ共に損失になります。

また、スタッフ一人がいないことから集客(ここでは受け入れられる人数)も減少。

LTVも含めると機会損失はかなり大きいと感じます。

人が辞め、売り上げが上がらない時期に加え、入社してからの教育、、、

人が入れ替わることがとても大変です。

長く働いてもらえる環境は「繋ぎ止めておく」ための高い給与です。

【求人が楽に】

高い給与にしておくことで、人がすぐに入ってくるようになります。

当然ですよね。労働環境の一つ「給与」が高いからです。

引っ越しや、病気、、、いろんな理由から退社をせざるを得ない時は往々にしてあります。

そのスタッフを募集する上でも「給与が高い」環境は、すぐに働き手が入ってきます。

【パレート最適】

美容室の人事で抜け落ちているな、、、と感じるのがパレート最適です。

資源が無駄なく配分された状況を指す言葉です。

美容室で言うと、、、

1ヶ月の総客数や新規客の人数を、働く美容師に配分されている状況です。

つまり、多くのスタイリストを雇用することで「未来の機会損失」は防げるが、予約が空いてしまい、給与を高めることが困難になります。こうして低所得の不満が生まれます。

人数をむやみやたらに増やすのではなく、それぞれのスタイリストの予約が埋まることをまずは先に取り掛かることだと感じます。

人数を増やせば「一人にかける人件費」は小さくなります。

人数が最適であれば、限られた資源(客数、新規数)を無駄なく分配できます。

人数が多ければ、分配が限られてしまい暇な時間(空いている時間)が発生します。

美容師は暇な店ほど「退社」が多くなります。

これは経験談ですが、事実だと感じます。

【まとめると】

人が辞めることが、サロンにとって大きな損失である。

当たり前と思っていても、できていないサロンが往々にしてある。

人が辞めない環境を作る。

人が辞めてもすぐに入ってくる環境を作る。

なぜならば、人がいなくなり「売上の上がらない時期がある方が損失」であるから。

人が辞めて人を育て入れ替えが、現場ではとにかく大変である。

つまりは「給与を高くし、人が辞めない環境を作る」ことが非常に重要である。

新しい人に投資をするのではなく「今いる人に投資をするから新しい人に投資ができる」この順番である。



 みんなの日常のヒントになれば。


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