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コンサルに入社後1ヶ月で分かったこと

皆さん、こんにちは!Wataru Mです。

今日は、「コンサルティングに入社後1ヶ月で分かったこと」といったテーマで書いてみようと思います。コンサルティングファームに転職して約1ヶ月。キャッチアップの毎日ですが、分かってきたこともいくつかありますので、ここで棚卸ししてみたいと思います。コンサルティング業界に興味がある人はもちろん、興味のない人もコンサルティング業界ってこうなんだ!と参考になれば幸いです。


①入ったら即戦力

コンサルティングに限った話ではないと思いますが、転職したその日から即戦力として取り扱われます。それもそのはず。ポテンシャル採用ならまだしも、ある程度の年齢での転職となれば、会社はその人に対して、前職での経験やそれを通じて得た知見を期待して入社オファーを出すわけですから、「1から教育を行おう」とするのではなく、「すでに6ぐらい知っているだろうから7以降はプロジェクトの中で学んでもらおう」という考えになるからです。

私の場合、オリエンテーションが入社初日にあっただけで、翌日から(厳密にいうと、初日の夕方から)プロジェクトに入ることになりました。全体研修で2ヶ月、OJTで2ヶ月、合計4ヶ月の研修があった前職と比べると大きな違いです。

また、年齢や入社年/月ではなく、職位で人を判断されるのも特徴です。シニアコンサルタントとして入社したのであれば、年齢やいつ入社したかはあまり関係なく、クライアントを含む周囲の方々はその人を”シニアコンサルタント”としてみるのです。よって、入社したその日から、与えられた職位としての期待と責任を背負って業務を役割を果たすことが求められます。


②プロジェクトごとにいろいろ異なる

通常の事業会社の場合、働き方やドレスコードなどは全社指針として策定され、実際の業務内容は、事業部や部署ごとに異なることが多いと思いますが、コンサルティングでは、プロジェクトごとにそれらが異なります。プロジェクトとは

What:どんな仕事内容か? e.g. 中期経営計画の策定

Who:どのクライアントからの依頼か? e.g. 大手自動車メーカーから

When:期間はどのぐらいか? e.g. 半年後のリリースを目処に

Where:どこで働くのか?オフィス or リモート or 常駐? e.g. 週1回出社で残りは自由

といった切り口で分けられるように千差万別です。例えばドレスコード一つとっても、クライアントが伝統的かつ常駐が求められる企業であれば、スーツ&ネクタイを着用することが求められますが、そうでなければ、カジュアルな格好でも全く問題ありません。ちなみに私の場合、入社オリエンテーションを除いてスーツは1度も着用していません。

プロジェクトが変われば、求められるものも当然変わりますので、プロジェクトごとに柔軟に対応する必要があります。


③フラットな組織

これはどちらかというと前職との違いが大きいかもしれませんが、職位の違いは上司、部下といったような上下の関係ではなく、マネージャーとメンバーといったような横(イメージでいうと斜め)の関係になります。マネージャーはプロジェクトの進捗を適宜確認し、問題点があればサポートをしてくれますが、トップダウンで指示を出すことはあまりしません。(というよりも、する余裕がないという方が表現としては適切かもしれません)というのも、マネージャーは他のプロジェクトを兼任していることも多く多忙なので、メンバーからのボトムアップに期待するしかないという事情があると考えています。従って、どちらが上か、どちらが偉いか、ではなく、チームで出した考えをマネージャーも一緒になってクリスタライズしていくことが求められます。

実際、私たちのマネージャーは、我々チームに対して方向性や考え方は示してくれますが、答えを出すことはしません。チーム内での話し合いを優先して行うよう促し、そこで揉まれた考えを真摯に聞いた上でアドバイスをしてもらいます。

また、人の名前を呼ぶとき、メンバーがマネージャーに対してはもちろん、マネージャーがメンバーに対してのときも、必ずさん付けをします。これは職位関係なく、プロジェクトで一緒になった者同士は、上下関係ではなく仲間であるという考えに起因するようです。これは聞いた話ですが、私の勤務先では、社長を含む役員クラスの方々であっても、さん付けをしているようです。これは前職では絶対あり得ない話です。


④自分自身を管理する

多くのコンサルタントの場合、時間ではなく結果(アウトプット)で評価されます。逆を言えば、アウトプットをしっかり出せば、時間の使い方は柔軟に設計することができることを意味します。また業界全体で働き方改革に取り組んでいることもあり、限られた時間内で効率的にアウトプットを出すことが求められています。自分自身で計画的に勤務時間を設計し、ワークライフバランスを保っていく必要があります。


⑤キャリアついて

1ヶ月しか経過していないのでまだ確信は持てておりませんが、論理的思考はかなり鍛えられると思います。物事を考える際、ピラミッドストラクチャーやMECEは意識しますし、話を聞く際も、話し手の考え方の構造はどうなっているのかを注視して聞くようにしています。構造が分かることで、自分の考えとの共通点/差異点が明確になり、話し合いがスムーズになることを実感しています。

一方で、一定期間、濃い密度で同じプロジェクトに従事していくことになるため、周囲で起こっていることが見えにくくなる懸念があります。これは前職のときでもそうでしたが、新聞や書籍を読む、セミナーに参加する、学校へ通うなどして自発的に学んでいく必要があると思っています。現在はここが全くできていないため、今後の課題と言えそうです。これも含めて、自分次第を管理していく必要がありますね。

以上、コンサルに入社後、1ヶ月を振り返って分かったことについて述べてみました。それでは良い1日をお過ごしください。

Wataru M


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