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ウサギとカメ②
ウサギとカメのお話は、様々な視点の考え方がある。
私が以前の記事で話した視点はこうだった。
ウサギは、カメに勝とうとした。(他社との比較)
カメは、ゴールするために全力を尽くした。(過去の自分との比較)
この話を生徒にすると、こんな意見がでた。
「そもそもカメが寝ているウサギを起こしてあげればよかった。」
うん。なるほど。面白い視点。
この問いに関し、私はこう答えた。
「カメが寝ているウサギを起こしてあげるという行動は、とても親切なことですね。」
「ではオリンピックのマラソンで考えてみましょう。」
「先頭を走っていた選手が、フラフラになりながら、とうとう道端に腰を下ろしてしまったとします。」
「あとから来る選手はどのような行動をするでしょうか。」
「足を止め、腰を下ろしている選手に手を差し伸べ、一緒にゴールに向かうでしょうか。」
「人生において、全員が臨んでいるような椅子がその希望の分だけ用意されているとは限りません。」
「困難な道なら尚更です。」
「その少ない椅子に座るため、決められたルールの中で、競い合うのが競技ではないでしょうか。」
と。この答えは果たして生徒の解となっただろうか。
そして、また疑問が浮かぶ。
そもそもこの勝負をなぜカメさんは受けたのだろう。
私だったら、泳ぐ競技も入れた種目での勝負にするのになぁ。
(あくまでウミガメだったらの話。)
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