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自分史

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人間は忘れる生き物。自分を振り返る
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記事一覧

2021年度を振り返る24

アフリカのことわざ 早くいきたいときには一人で行け。遠くへ行きたいときはみんなで行け。 私の好きな言葉だ。 私は遠くへ行くために、みんなで行こうと思った。 しかしみんなはその場から動かなかった。 私はとりあえず、道を示そうと早く一人で行ってみた。 誰かは共感してくれて、振り向いたら後ろにいることを信じて。 しばらく歩いた後、後ろを振り向いた。 誰もいなかった。 私はこのことわざには大前提があることを今さらながら気づいた。 同じ目標や目的(オアシス)の地図が

2021年度を振り返る23

責任の所在 オープンスクールが終了し、自分を見つめる時間が少し増えた。 様々な仕事をこなして、頭の中はいつもマルチタスク状態。 24時間、四六時中来年度の長期計画から来週1週間の動きまで考えていたので、未来のことを考えるのを一切やめてみた。(経営者やフリーランスの人は日々こうやって生きていると思うと、本当に尊敬します。) 頭を空っぽにし、立ち止まる。余白を作るのはとても大切なことがわかった。 瞑想や座禅って本当に大事なのだな。 再度、何のために私は今の仕事をやって

2021年度を振り返る22

悲願と多難 10月。やっと今年度最後のオープンスクール。 やっとここまで来た。 「とりあえず、どんな形でもやりきりましょう。」 と、学校ではなく、協力していただける方々からの励ましの声を頂いた。 本当にありがたい。 実際に私が携わった仕事は、 1.来年度のオープンスクール用のYou tube動画撮影統括 2.キッチンカー販売統括 3.当日のオープンスクール授業 4.地域の特産品の販売統括 5.上級学校の講師の誘致 当日はてんやわんや。でもやれたことに意義がある

2021年度を振り返る21

官僚の気持ち 営業活動が功を奏して、企業とのパートナーシップ協定を締結することができた。 学校とのパートナーシップ協定は珍しいことらしい。それよりもその準備に向けて協定書の作成や日程調整など様々な初めてのことを行った。 協定までの準備は全て一人。当日は司会。席には学校と企業の代表者が座る。 無事協定書が締結されて、笑顔で写真撮影。今後の展開が楽しみだと和気あいあいと締結場所を後にする。 締結会場に私一人が残る。片付け作業。その後の打ち合わせや段取りも一人で行った。

2021年度を振り返る20

非情なる宣告 8月は校務をこなしながら、関係各所に謝罪と9月のオープンスクールに向けての再度のお願いをするために外回りの日々。 日程の都合が合わず、協力できないというところもあったが、様々な方が今後も協力をすると言ってくれた。 全員が倒れるわけにはいかない。私だけはどんなことをしても立ち続けると覚悟を決め、9月のオープンスクール実現に向け動き出した。 7月でプロジェクトは解散してしまったが、若手が提案し、自分が実現可能であることは必ずやろうと心に決め、奮闘した。 車

2021年度を振り返る19

チームのち信頼、時々裏切り 7月にオープンスクールを開催するにあたり、新しい取り組みを行い学校を盛り上げようという意見が若手から生まれた。 とても良い傾向。久しぶりに未来が明るくなる出来事であった。 今までのオープンスクールは学校の概要の話をし、国語、数学、英語の授業を高校で行うというなんとも味気ないもの。どちらかというと授業後の部活動体験がメインのようなオープンスクールとなっていた。 今年度から「来て楽しかった」とオープンスクールで思わせるということをコンセプトに開

2021年度を振り返る18

記憶の断片をたどる。 来年度のカリキュラム作成がメインだが、来年度の生徒獲得へ向けても動かなければならなかった。 まずはパンフレット作成。新しいコースはどのようなことをやるのか。それを視覚化する作業。 次にコースポリシーの策定。コースに求めている生徒や卒業後にどのような生徒として成長しているかをポリシーにまとめる。 前例がない。私にはこんなこと・・・できない。・・・と思いながら、作成した。なんとかなるものなの・・・・か??? 本当にこの頃のことは覚えていない。様々な

親父の城

私が中学1年生のとき、親父が一世一代の大きな買い物をした。 35年ローン。大人になった私は痛感する。当時は全く感じていなかったが、 働いてみると、私と妹を育てて、良く新築のマンションを購入で来たなと・・・。 高校生まで、親父は私にとって本当にウザい存在だった。常に監視をされているようなその眼差しに、日々嫌気がさしていた。 大学入学後、父との関係は大きく変わった。高校卒業後にすぐ就職した父にとって、私を大学に行かせたいという思いが空回りしていたのかもしれない。 そんな父

2021年度を振り返る17

19歳の師 私はしょっちゅう、無礼な行動力というスキルを発動する。 私は興味が湧くと、いてもたってもいられず、すぐ行動を起こしてしまう。 すぐというのは、本当にすぐで、時間をおかずに自分の思いを相手に伝える。 それが功を奏してか、それとも得体のしれない人物に困惑しているのか・・・。笑 様々な人が私の先生となってくれた。 私は基本、私以外の人を全て尊敬している。だから私に年齢は関係なく、全て私の師である。 その中の1人は、現在ニューヨークにいる。 私は日本を離れた

2021年度を振り返る16

自分を救った言葉 生徒軸という主軸が生まれたおかげで、最後はその軸に沿っているかどうかで物事を判断することができるようになった。 自分の行動もだいぶ洗練されてきた。 ここで私の中で、少し予想外のことが起こる。 1つ目は熱量。この数か月でそれぞれが通常業務に戻ったことで、3月の熱量は全くと言っていいほどなくなっていた。このまま来年度に向かって本当にいいのかという心配だけ日に日に募った。 2つ目は価値観のずれ。これは今考えると当たり前かもしれない。今まで学校という枠組み

2021年度を振り返る15

壮大なものでも最初の一歩がある ただただ目の前の仕事をこなすが、一向に光が見えてこない。 何かしらの答えが欲しかった。 探究には答えを求めない。 しかし自分は最適解、納得解が必要だった。 壮大なテーマにただ立ち尽くしている自分。 あれ? 自分って何のために先生になったんだっけ??? ・・・。 あぁ。生徒を育てたいという気持ちだったな。 そうか。生徒軸で物事を考えればいい。 そうすれば、今の辛さも生徒の新しい学びになれば乗り越えらえる。 私の中で大変なの

2021年度を振り返る14

心安らぐもの 忙しい合間に、予想外の安らぎが生まれた。 次年度から生徒と始めようと思っている農業だ。 畑をお借りし、とりあえず育ててみた。 何事もまずはやってみるということは本当に大事だ。 無知識の私だが、ネットをフル活用し、様々なものを栽培した。 きゅうり、なす、えだまめ、とうもろこし、さつまいも、ししとう、だいこん、はくさい 失敗も沢山したが、収穫まで行くことができた。 日を追うごとにスクスクと育つ野菜を見て、私の心は癒された。 狩猟や耕作。本来人間が誰

2021年度を振り返る13

きっかけは些細なこと 家を出るのもおっくうだったが、今日は病院に行くと決めた。 何も考えられないまま、とりあえず病院に行くということだけをこなそうとした。 有名な精神科らしく、予約がやっと取れ着くと、約1時間ほど 問診表やヒアリングが行われた。 特に看護師さんが、今どうゆう状況かを親身になって聞いてくれた。 診察がまわってきた。 医師は私にこう言った。 「休職願だせるように、診断書を出せますよ。」 今思えば、普通のことだと思ったであろう。 1時間準備をした

2021年度を振り返る12

闇落ち あの期間の記憶があまりない。そのぐらい病んでいただろう。 今思い返すと、1人でかなり背負い込んでいた。 自分1人で何とかしなければと思っていた。 行動し続けた結果、自分が疲れていることがわからず、 立ち止まった。 もうだめかもと思ったのが、自宅の駐車場に車を止めた後、 なかなか家に入ることができない。 入ったら、明日が来てしまうと思い、車から出ることができなかった。 妻は帰ってきていたのがわかっていたらしく、ずっと見張っていたらしい。笑 自殺をする