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2021年度を振り返る13

きっかけは些細なこと

家を出るのもおっくうだったが、今日は病院に行くと決めた。

何も考えられないまま、とりあえず病院に行くということだけをこなそうとした。

有名な精神科らしく、予約がやっと取れ着くと、約1時間ほど

問診表やヒアリングが行われた。

特に看護師さんが、今どうゆう状況かを親身になって聞いてくれた。

診察がまわってきた。

医師は私にこう言った。

「休職願だせるように、診断書を出せますよ。」

今思えば、普通のことだと思ったであろう。

1時間準備をした結果を医師が判断し、その結果を伝えたに過ぎない。

しかし、その時の私はこの言葉を聞いてこう思った。

「はっ???お前に俺の気持ちの何がわかるの??」

それから私は診察にも関わらず、医師の言葉に反応せず、無言を貫いた。

困った医師が、

「診断書、書きますね。まずは入院しましょう。」

と言ったとき、私はきっぱりとこう答えた。

「診断書も入院も必要ありません。」

診察室を出てその日の診察費だけを払い、病院を後にした。

「あいつに何がわかる???こんなに苦しいのに・・・。」

「簡単に仕事を長期的に休むなんて選択、できるわけないだろ!!」

「看護師さんの方がマシだ。自分の話をずっと聞いてくれた。」

そこで、ハッとした。

「話を聞いてくれた??私はもしかして承認欲求を満たしてほしいだけなのか・・・。」

自分の滑稽さに、久しぶりに笑けてきた。

そうか・・・。やるしかないよな・・・。

ダルイ、頭が重い。仕事にも行きたくない。学校にいると変な汗をかく。

それでも、絶対にやってやるという軸を持ち、立ち続けた。

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