ロングスローについて。
高校サッカーにて青森山田高校等がロングスローからの得点が物議を醸していますね。
あれはファールスローではないのか、有効なのか?等、様々なサッカー談義が行われています。
陸上競技が専門の僕も、先日山口県の高川学園のサッカー部を訪れロングスローもトレーニングの一環として行ってもらいました。
結論から言いますね。
ロングスロー自体が強いのではなく
ロングスローを行える身体能力がある集団だから強い
のが、正解です。
ロングスローを行うには加速させたスピードをボールに乗せ遠くに飛ばします。
それが、細かいことを言えば
走ってきた足の指、足首、膝、股関節、背骨、等、
下から関節という関節を伝わり身体の後方にあるボールを加速させ最終的に前方に発射する。。
と、いう聞くだけには簡単な作業になります。
ところがどっこい、このスロー、やった人はわかりますがなかなか速く遠くに飛びません!
釣りざおや長い竹を想像します。
それが綺麗にしなる一本なら飛びますが
途中でボキボキに折れタイミングのあわない竿だとどうでしょう?
その折れ目や、しなりのタイミングをつくるのが筋肉の役割になり、重りを感じながら遠くに飛ばせます
しかし、重さがサッカーボールくらい軽くなるとなおさら難しくて、可動部位が速く動けばポイントがズレ、飛びにくくなります。
で、何が言いたいかと言うと
ロングスローできる身体は何か。
速いスピードで、スローできる人は結局
様々な局面でパワー発揮のポイントを合わせられるので強い
と。いう結論になります。
走る、止まる、跳ぶ、投げる、蹴る、殴る、倒れ込む、
人が何か動作を行う時には必ず何かしらエネルギーの伝達が起こります。
それがロングスローを行う能力に発揮できるから強い。
と、言うのが僕の意見です。
それだけタイミングを合わせられるので、シュートや、切り返し、走りにしてもやはり高次元での作業が、行えるのでしょうね!
是非。皆さんのトレーニング、ウォーミングアップや補強に取り入れて様々な力の発揮をマスターしてくださいね!!
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