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行動習慣つき途中


いろいろなことが積み重なって、最近かなりいい感じに生きております。

物理的に視野を広く保つように心がけていると、精神的にも視野が広がるような気がします。

寝る前のストレッチは続いており、
明確に尻の形が変わりました。
ピーマン然としていたのになんか丸くなってきた。
あと小学生の頃からある首のシワが薄くなってきて、驚愕してます。

さらに、いつも朝7時まで起きられなかったのに、6時45分に自然と目覚め、ベッドの上でストレッチするようになりました。
自然とやりたくてやっています。
そんな自分にびっくりです。

朝のストレッチ動画はこれです。


この人の動画はマジで効きます。
しつこくおすすめです。

***

死にたいと思うことが最近はほぼありません。
遥か遠く沖にあるのを、浜から目を凝らすと見えるな、くらい。

相変わらずブスですし、気持ち悪がられていますし、たまの複数人のランチで口を滑らしてキモい自分に悶絶することはありますが、
概ねご機嫌に生きてます。
考えても解決しないことは考えない」というフレーズが自然と頭の中をグルグル回るようになりました。

朝、自分キモくて死にたい、仕事行きたくない、が一瞬頭をもたげましたが、

そんなときはハンドクリームを取り出します。

顔がブスでも手は綺麗になれるでしょ。
キモいのは仕方ない。
キモい人として生きていくしかない。
でも私は
手が荒れたキモい人から
ピカピカすべすべの手を持ったキモい人になることはできる。

尻もそう、脚もそう。
尻が引き締まってて脚が浮腫んでないキモい人にはなれる。

指や爪の根元に、ぐりぐりと真剣にクリームを塗りこんで、マッサージしているうちに、さまざまな念が沖へと遠のいていき、頭の中は「手の皮膚の血行を良くする」ことだけで埋め尽くされる。

全て終わると、ツヤツヤふっくらした皮膚が、私の時間の使い方の正しさを証明してくれる。


よくある自己啓発的なツイートは行動信仰ともいうべきものが多いです。
ガタガタ御託を並べる前にやってみそ、
一度やってみてダメなら二度やってみそ、
二度やってダメなら百度やってみそ。
的な。

あと運動信仰。イラついたらとにかく運動しろとかね。

その理由がようやく実感を伴ってわかりました。

考えて解決しないことは、考えない。

裏返すと

自分で考えて解決できることだけ考える。

そうすると「次の1秒わたしは何をしようかしら」という思考の癖がつく。肉体のケア、家の管理、スケジュール管理。
そんなもん。とても少ない。

あとはすべて沖に流してしまえばよい。
行動していくうちに、新しい服が体に馴染むみたいに、なんとなくわかってきた。

他人の心や発言なんか、天候と同じなんだね。
ノーコントロール。
他人に何か言われて死にたがるというのは、雨が降ってきたから死にたがるのと同じくらい、ナンセンスなんだね。

私は大きな窓の前に座り込んだまま、
雨ばかり降るわ、嫌だわ、死にたいわ、私の人生に晴れの日なんかほとんどないんだわと30年以上、本気で嘆いてきた。

カーテンを閉めて机に向かって、
自分のことをやればいい、
晴れも雨も気にならないくらい。
私の時間を何に使うかは私が決めるんだと、いつでも胸を張って言えるようになりたい。

***

天気繋がりで。

母方の祖母はもう亡くなったが、口が悪くて、コンプレックスを正面から突き刺すようなことばかり言われたので、正直会うのが嫌だった。

唯一、かけられて嬉しかった言葉をよく覚えている。

お前には
北陸の人間の血が流れている、

長くて厳しい冬に耐えてジッと春を待てる、我慢強い北陸の人間の血が流れているんだから、皆が投げ出すようなこともお前は耐えられるはずだ、

そう何かの折にふと言われたのである。

そうか、私は忍耐強いのか、と私はアッサリ思い込んだ。

母方は代々、北陸で農家をやっていた家であった。もう畑も家も全てなくなってしまって、
私は北陸で暮らしたことはない。
法事で出向くくらいである。

母は故郷があまり好きではないようで、思い出話をするときはいつもちょっと嫌そうな顔をしている。

いつも曇っていて、なんとなく薄ら寒くて、
人の気配がしなくて、
閉鎖的で、人間はネチネチと陰湿で、
冬は雪かきという終わりのない苦役から逃れられない。
暖かい街で暖かい冬を過ごしてしまったら、二度と戻れない、戻りたくないと。

そうだろうなと思う。

私は暖かい街でぬくぬくと生きてきた。

しかし、心のどこかで、冬の北陸のことをいつも思っている。
雪に閉ざされた暗くて静かな土地で、
黙々と自分のやるべきことをやって春を待つ架空の人物に、
自分を重ね合わせている。

きっと、私が暗くてネチネチしているのは、北陸の人間の血が流れているからである。

よし豪雪に耐えて春を待ってやろうじゃないか、と気合が入る。

実際に北陸に暮らしている人からクレームが入りそうだ。すみません。一個人の感想です。

ともかく、

私がここまで自傷せずに生きてこられたのは、
祖母の何気ない言葉のおかげである。
自分の忍耐強さを、根拠なく信じられたのである。

ありがとうなおばあちゃん。
頑張るぜ!

***

読んでくださってありがとうございました。
すさまじく暑いですね。

体に気をつけてください。

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