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おすすめの読みやすい洋書

今日は、個人的に「読みやすい!」「文章好き!」と思った印象的な洋書+最近読んだ本をリストアップしてみた。

1. "Surely You're Joking, Mr. Feynman!": Adventures of a Curious Character 

by Richard Feynman 
邦訳:「ご冗談でしょう、ファインマンさん」
あの有名なノーベル賞物理学者のリチャード・ファインマンが自身の愉快でユーモアたっぷりなエピソードを幼少期まで遡り語る。彼のいたずらぶりに感心すると同時に、喋り口調には苦笑してしまいながらも、なにかジーンと心に響くかなりのクラッシック。物理が嫌いでも関係なく楽しめるし、分量も少なく、英語も喋り口調で読みやすい。

2. Franny and Zooey 

by J.D.Salinger 
邦訳:フラニーとズーイ
あの「ライ麦畑で捕まえて」で有名なのサリンジャーによる作品。個人的にライ麦よりも好きなのがこの本。高校生のときにかなり気に入って、英語の名前を自分につけるならZooeyがいいなとも思ったくらい。大学に通うフラニーの人生相談を兄のZooeyがするというシンプルなストーリー設定。短くて読みやすいショートストーリー。

ここからは、最近読んだ洋書で、読みやすいなと思った本たち。

3. The Diary of a Bookseller

by Shaun Bythell
邦訳:見つからない
スコットランドで一番大きい古本屋のオーナーが古本屋での日常を日記形式でつらつらと綴る。オンラインショップの今の時代における古本屋という商売の大変さや、面白いお客さんの描写が面白い。彼のドライなユーモアがなんともいえないかんじに、じんわりくる。シュールに笑わせてくれる。そして、日記形式だから読みやすいし、英語もやさしい。ちなみに、実在する本屋で、facebookやtwitterをフォローすると面白いかもしれない。

4. Any Human Heart: The Intimate Journals of Logan Mountstuart

by William Boyd 
邦訳:見つからない
これは、3番の本の中で出てきたため購入。最近ほとんどの本はこんな感じで見つける。これは日記形式のフィクションで、Logan Mountstuart という仮想人物の一生(1906–1991)を辿っている。最初は、このLoganが気に入らなかったけれども、本と共に彼と一生を共にするとどんどん距離が縮まった。ウルグアイ、ロンドン、パリ、スペイン、スイス、ニューヨーク、ドイツ、フランス...と転々としながら、作家として、20世期の出来事や有名人と絡めながら語っていく。一見悲劇的な人生だが、Loganなりのユーモアで、ときには面白く、ときには悲しく生きる人生は読んでいて面白い。

2010年にイギリスでミニシリーズ化もしてたみたい。

5. Enigma Variations 

by Andre Aciman 
邦訳: 見つからず
”Call me by your name" で一躍有名になったAndre Acimanの作品。彼の文章の大ファンで、本作品は題名に惹かれて購入。主人公Paulの淡い5つの恋愛ストーリーが各章綴られているような構成になっている。うまく説明できないけれども、これからの夏の季節にぴったりな気がする。現在人肌恋しい人におすすめ(わたし)。恋愛モノはどんな言語でも読みやすいもの。読んだ後の余韻がたまらない。

てな感じです。

ではでは。


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