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0円、無計画、はじめての海外留学。

留学方法はいくらでもある。

留学したい。英語を上達させたい。海外に行ってみたい。
でもお金がない。GPAが足りない。TOEFLのスコアが足りない。計画性がない。

とりあえず、今すぐにでも行きたい!そんな方のために、来週から貯金0、無計画で海外留学できる方法を私なりに考えてみました。

1)ボランティアサイトを活用する。

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わたしが一番最初に利用したのは、無給で労働力を提供する代わりにタダで寝泊りできるホームステイ型のボランティアです。早い時は、応募した翌日にSkypeで話し、その翌日には現地でボランティアを開始していました。今回は3つサイトを紹介します。
WWOOF 
workaway
helpX 
わたしが初めてひとりで海外に飛び立ったのは、イスラエルのNPOでインターンシップに参加したときでした。イスラエルは物価が高く、かつ無給インターンであったため、どうしようと考えたときにworkawayというサイトでインターン先の近くにあるホステルを見つけました。1日4時間週5日働く代わりに、食事と寝泊りがタダ。連絡を取り始めてから1週間後には働き始めていました。

おすすめポイント
・観光ビザでもOK
・すぐに友達ができる
・面白い人に出会える
・強制的に英語(もしくは他の外国語)を話す環境に身をおける
・準備・計画がいらない
・新しいスキルが身に付く

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個人的な経験としては、エルサレムのホステルでいろんな人に出会ったり、デーツ農園でデーツを食べすぎてお腹を壊したり、モロッコのサーフキャンプでサーフィングを学んだり、楽しくのんびり過ごすと同時に、英語だけでなくアラビア語やフランス語も練習することができました。

HelpXも同じようなサイトであり、WWOOFは有機農家でのファームステイ中心のプラットフォームです。北極圏で犬ぞり経験とかトナカイ狩りなど、経験者のブログを読むと面白いです。

2)語学学校を現地で見つける。

語学学校は現地で見つけるのが一番安く、より良いオプションを見つけられると思います。情報収集は、実際に現地で人に聞いたり、facebookグループを参考にすると良いでしょう。日本で仲介会社などを通す必要はありません。パスポートをとる手続きができれば、現地で探して個人的に申し込むことも難しくないと思います。語学学校にはホームステイプランや宿もついていたりするので、直接問い合わせて聞いてみるのもありです。

パレスチナでアラビア語を学びたいと思った際には、現地で見つけたボランティアセンターでプライベートレッスンを受けることになりました。そして、そのアラビア語の先生が紹介してくれた近くの大学の教授に連絡をとり、パレスチナ文学の授業に聴講生としてもぐらせてもらったりもしました。

おすすめポイント
・目的がはっきりしていて日々を計画しやすい
・友達が作りやすい
・現地で情報を探し求めることで人との繋がりができる

3)インターンシップに応募する。

わたしがはじめて一人で海外に行った時は、大学院を休学したときでした。休学だけを先に決め、さあ何をしようか。そんなときに、とりあえず海外に行く「きっかけ」が欲しく、少しでも興味があれば履歴書をあらゆる企業やNPO、NGO、ボランティア団体に送りつけました。インターンを募集していないところでも、メールを送ったりすると、たまに返信をしてくれます。そこから繋がりができたりもします。まずはreach out、連絡をとってみること、が大切だなと感じました。

また、お金がない場合、また無給インターンの場合は、奨学金に申請する方法などがあります。例えば、日本で学生である場合、ヨーロッパでのインターンシップに応募する際はERASMUS奨学金などをみると良いでしょう。ヨーロッパの学生でなくても応募ができるのです。そのほかにも資金調達は、クラウドファンディングなどいろんな方法があります。

おすすめポイント
・目的がはっきりしている
・正規雇用につながるかも
・旅行者として滞在するだけでなく、その国でのビジネス背景や生活を深く知れる

4)ワーホリ・Au Pair制度を利用する。

ワーキング・ホリデー制度とは18-30歳であれば1年間その国で働きながら滞在できるビザがもらえる制度のことです。申請方法や条件は国によって違いますが、日本は23か国・地域と協定を結んでいます。今わたしがいるドイツでは、観光ビザで来て3ヶ月滞在後、ワーホリビザに1日で切り替えることも可能であり、申請も簡単です。気まぐれ無計画の私にはぴったりな制度でした。

AuPair制度とは、家事・育児を手伝う代わりにホームステイできる留学制度。語学学校の学費とお小遣いを家庭からもらえるだけでなく、海外での家族のありかたを間近でみれたり、外国語を日々使える語学習得には最適な環境です。

これらの制度を利用するためには、ちょっぴり事前準備や手続き等が必要です。

おすすめポイント
・ホームステイ経験や現地で働くことを通じて、より現地での生活に対する理解を深められる
・言語習得に有効
・働くことができる

5)Couchsurfingを利用する。

旅行中、滞在方法は様々です。ホテル、ホステル、ゲストハウス、Airbnb、友達の家。わたしは、Couchsurfingを利用しました。「Couchsurfing」とは、いろんな人の家のCouch(ソファー)を寝床に旅をするという発想で、Host(受け入れる人)とGuest(旅人)を繋ぐWebサービスです。このプラットフォームを通じて、ほんとにたくさんの面白く、心暖かい人に出会いました。

赤の他人なのに、出会って数日でものすごく仲良くなれる。そして現地での生活についてその人の目線から知れる。観光スポット以外のおすすめスポットを案内してもらえる。自分の国や文化についていろいろ聞かれるため、日本人である私は日本について勉強する良い機会にも。

普段は絶対出会わないであろう人の部屋をみたり本棚をみるのはとても面白かったです。ヘビメタのバンドマン、野外活動の先生兼ツアーガイド、元CIA、サルサダンサー、シェフ、レーサー、写真家... こんな生計の建て方があるのか!という発見の毎日。ここには書けないようなアドベンチャーをたくさん経験することができました。

おすすめポイント
・普段出会わない人に出会い、予想外の経験ができる
・人の温かみを感じ、人類に希望をもてる
・人の生活を垣間見れる

6)ヒッチハイクしてみる。

お金がない。交通費はどうする?

ヒッチハイクすれば良い。

はい、そうです。身の安全は自己責任ですが、少し不安なら、数人でヒッチハイクする友達を見つければ問題なし。情報収集は、ヒッチハイキングコミュニティに参加したり、HitchWikiというヒッチハイキング用Wikipediaがあります。可能性は無限です。ヒッチハイクは不安...という人は、ヨーロッパであればBlablacarというカーシェアサービスを利用したりすると、コスト削減かつ面白い経験ができると思います。

おすすめポイント
・予想できない出会いがある
・人と移動するのは楽しい
・人のやさしさに涙したくなる
・地理の理解を深められる

ヒッチハイクはある程度の作戦が必要になるため、地理の理解が深められます。また、わたしは移動中強制的に言語習得に励むことができました。モロッコで移動した際はアラビア語とフランス語しか通じなかったため、どんな語学の授業よりも練習になりました。また、フランスでBlablacarにのったときは、私以外全員がアフリカ系フランス人であったためアフリカの政治や歴史の超集中講座を受けることになりました。

まとめ

以上、とりあえず頭に思い浮かぶものを挙げてみました。気まぐれ無計画でお金とスキルもない私も、とりあえず一歩踏み出してみて、初めていろんな選択肢があることを知りました。一歩踏み出せば、見える景色も変わるでしょう。まずは航空券だけ買って、どこかへ飛んでいくのも良いのではないでしょうか。この記事が誰かの背中を1ミリでも押すことができれば嬉しいな。


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